ベトナムの高速バス文化について語る。ホーチミンからハノイを陸路で旅して

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東南アジアは狭い国が多い。これは自分が東南アジアに渡る前の勝手なイメージでした。「ホーチミンとハノイとは言ってもベトナム国内の二つの都市だ。長くても丸一日あればつくだろう」と勝手に思い込んでいたのです。

しかし予想は裏切られホーチミン発のバスがハノイに辿りついたのは出発から丸二日たってのことでした。

移動距離は1500キロ以上。しかしこの移動距離から考えると、意外と体は疲れていない。

これは個人的に高速バスでの移動に慣れているということもありますが、ベトナムの都市間高速バスの意外な快適性というのも大きい。

今回は

  • ベトナムでの高速バスの魅力
  • ベトナムの高速バスの問題点

をお話し、

  • 長距離バス会社の選び方

を紹介する。

ベトナム高速バスの魅力

ベトナム都市間高速バスはなかなかに快適性が高いのですが、これには

  1. かなりフラットになる座席
  2. ほぼ完備されているWifi

という二つの理由があります。

フラットになる座席

ベトナムの都市間高速バスは椅子がついていない。そのほとんどがこの写真のような、かなり傾けることが可能なフラットタイプの椅子になっているのです。

基本的には二段ベット式で、個別に分かれたシートが三列。

さすがにフルフラットとまではいきませんが、十分に横になっているといるレベルにまで傾けることが可能なので、普通の高速バスの椅子では眠れないという人でも比較的快適に眠ることが可能なはず。

ベトナムの都市間高速バスの車内は、フルフラットはいかないまでもかなり傾けることが可能だ

ベトナムの都市間高速バスの車内、かなり傾けることができるので寝心地はいい(iphoneSE)

実はベトナムでは都市間移動のための高速バスは「バス」と呼ばず、別の言葉があるんですね。その定義によるとこうした都市間移動用の車はこのように、横になれる乗り物と決まっているようです。

Wifi付き

もう一つの快適さに貢献してるのが前者に搭載されているWifiです。

ベトナム人のネット好きも手伝って、ほとんどの都市間高速バスにフリーのWIfiが搭載されています。速度は必ずしも安定しているとは言えませんが、回線のいいところなら映画を見ることもできますし、次の目的地を調べたりする分には十分に役立ちます。

ベトナム高速バスの問題点

とはいえベトナムバス旅には問題点もある

それが

  1. トイレ休憩の少なさ
  2. 休憩所のぼったくり価格

ベトナムに高速バスは休憩が少ない

一番の問題点は、その異様なまでの休憩の少なさだ。

ベトナムの高速バスは車内の快適さの引き換えとしてか、とにかく休憩が少ないです。

ホーチミンからハノイに旅した際、バスはホイアンでの乗り換えだったのですがホイアン到着までの20時間ほどの間に休憩は2度しかありませんでした

僕は後日、ハノイからダナンでも同じくバスを利用しましたが、乗り換えを行ったフエまで、休憩を行ったのはわずか2度バスに乗っていた時間は17時間でした。

休憩所のぼったくり価格

この数少ない休憩もあまり質がいいとは言えません。

こうした高速バスが泊まるのは、高速バスの乗客をターゲットにしたぼったくり価格の休憩所で、美味しくない食事に場合通常のローカル価格の2倍から3倍程度を請求してきます。

移動中はあまり美味しい食事にありつくことはできないと考えたほうがいいでしょう。

ベトナム高速バス。バスターミナルに到着するとすぐにバイタクのドライバーあ集まってくる

高速バスとバックパッカーの女性(IphoneSE)

高速バスの選び方

こうした都市間高速バスはかなりの数の会社が運行を行っています。

基本的にはどの会社もWifiとフラットな座席は変わりません。ただ一つ違いがあります。

そうトイレです。

観光客向けの高速バスにはトイレがついているものも

じつはローカル向けではなく観光客向けに運行されている高速バスの中には、車内にトイレがついているものがあります。

ベトナムの高速バスの中にはトイレがついたものもある

ベトナムの高速バス会社「Queens Cafe」のバス。車内にはトイレもついていた(IphoneSE)

例えば自分がホーチミンからハノイ。そしてハノイからフエに行く際に利用した「Queens Cafe」の高速バスには車内にトイレがついていました。

ローカル向けの都市間高速バスは観光客向けの高速バスに比べて安いものもあります。

ハノイにあるバスターミナル

ハノイにあるバスターミナル。ローカル向けの高速はバスは安いがトイレがついていない場合が多い

ハノイからダナン向けの高速バスでもバスターミナルから出てるものでは25万ドンのものがあったが、ホテルなどで手配してもらえる観光客向けのものだと35万ドンだった。

おすすめはホテルで手配すること

最大で10万ドンという価格差はありますが、個人的にはホテルで手配することをおすすめします。

しかしローカル向けの高速バスには車内にトイレがついていないものがほとんどで、7時間以上トイレを我慢しなければいけない。結局自分が選んだのは35万ドンの観光客向けのバス。東南アジアを旅していると感覚が狂って、10万ドン!高い!節約しなければ!となるのだけど、個人的には500円でトイレに不満がなくなるならそちらの方がいい。

しかもベトナムの高速バス乗り場は大概都市の少し郊外にある。そのためバス乗り場に行くまでにバイタクでも4万ドン〜7万ドン程度かかってくる。その点ホテルで手配してもらえば大概バス乗り場までは迎えがくるので、結局差額で言えば5万ドン程度になる場合が多いです。

トイレがないことと、乗っているのが欧米人が多いというのを除けば車内での経験にはさほど違いがないので、トイレが必要かどうかでバスを選ぶといいでしょう。

しかしホテルで手配してもらおうした時、ホテルによっては高めの金額を言ってくることもありますので、暴利だなと感じたら自分の泊まっているホテルや旅行会社意外にも訪ねて価格を検討するようにしましょう。

ベトナムの高速バスの参考価格

参考としてベトナムの中で乗った高速バスの料金をあげておくと

  • ホーチミン発ハノイ 60万ドン (トイレあり)
  • ハノイ発ダナン 35万ドン (トイレあり)
  • フエ発ダナン 15万ドン (トイレなし)
  • ラオカイ発ハノイ 20万ドン (トイレなし)
  • ハノイ発ハザン 22万ドン (トイレなし)

といったところでした。他にも都市によっては高速バスのかわりに値段の安いミニバンが運行している街もあります。

総合的に見るとベトナムバス旅はお勧め

多少の不満はあったものの、個人的にはバス旅の満足度はそこそこに高い。

他の国よりも寝心地のいいシートに加え、WIfiが完備されているために車内で旅の予定を立てることもできるからです。

自分の場合ハノイに直行する必要があったため、60万ドンの直行チケットを買いましたが、実際にホーチミンとハノイを陸路で旅をする人ならばゆっくり旅したいという人も多いはず。そういう人には個人的にはオープンチケットというバスチケットをおすすめします

これなら途中の観光地でいくらでも降りることができて、価格は70万ドン程度。トイレ付きなので、総合的にみれば結構お得です。

実はベトナムは南北に細長い国。ホーチミンとハノイは直線距離でも1600キロ以上離れています。距離感覚でいえば東京から鹿児島よりもまだ遠い

ただ陸路での旅は一瞬でついてしまう飛行機と違い、ベトナムのどローカルな景色を目にすることができるのも魅力。時間がある人ならば検討してみるのもいいでしょう。

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