タイやベトナム、カンボジアといった国に囲まれた国ラオス。
そのもともと印象の薄い国だとも言われるラオスの中でも、ことさら目立たない存在なのがラオス南部です。
しかしこのラオス南部、パクセループやメコンに浮かぶ島々など日本人にはメジャーじゃないけど欧米人に人気なスポットが結構集まっている地域でもあるんですよね。
その玄関口とも言える町、ラオス第二の都市パクセ。
今回はバンコクからこのパクセの町まで、バスで行ってみたのでその方法をまとめておきますね。
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バンコクからパクセの町までバスで行く方法
バンコクからパクセまで直行するバスは、Mo chitにあるバスターミナルから毎日運行しています。

料金は900バーツ(3100円程度・2018年12月時点)。午後7時発の夜行バスで翌朝の8時くらい到着の予定…のようですが、自分が利用した時にはバスの空港通過になぜか手間取っていたようで、パクセに到着したのは朝の10時。15時間の長旅となりました。
シートはかなりリクライニングできるので、空いている日は快適だと思うのですが、バスの中は狭めなので混んでいると結構過酷。
途中、Chang Mekという町にある国境を通って、ラオス陸路に入国することになります。
ラオスは日本のパスポートをもっている人なら15日まではビザなしで滞在が可能なので基本的にはパスポートと通行料の1万キップ(130円程度)だけ持っていれば問題なく通過できます。
それを超えて滞在する場合は、国境の窓口でビザの申請をすることになるので、証明写真を持っていくようにしたほうがいいですね。
バンコクからパクセに行くバスのチケットはどこで買える?
バンコク発パクセ行きのバスはモーチット(Mo Chit)エリアにあるバスターミナルから、毎日運行しています。
モーチットのバスターミナルは、BTSのモーチット駅から60〜80バーツ程度出してバイクタクシーで行くのが早いですが、時間がある人であればシリキット王女公園をのんびり散歩して行くのもあり。
モーチットには小型のミニバスターミナルと、大型のバスのターミナルの二つがありますが、パクセ行きがあるのは大型バスターミナルのほう。公園側からきた場合には、大通りを渡って反対側です。
行き先の方角によってチケットの購入場所が別れていますが、パクセ行きの場合は3階の 方面行き。入り口を入って左手側にある赤いカウンターの国際バスチケット売り場で買うことができます。料金は片道で900バーツ。
モーチットバスターミナルは一階が乗り場となってますが、パクセ行きの場合チケット売り場から一階には降りず、3階の渡り廊下を歩いて乗り場まで行くのが楽。
エスカレーターを降りて、バスターミナル側がパクセ行きのバスが出発する10番の乗り場です。
バンコクからパクセ行きのバスの乗り心地はどうなの?
バンコク発パクセ行きの高速バスの乗り心地はどうか、というと…正直行ってフツー。
タイの高速バスは年々クオリティが上がっていて、同じ金額でも独立したフルリクライニング、映画の見えるモニター、ビュッフェの食事付きなんてバスもあったりするので、それに比べるとコスパは悪いです。

ただ水やパン、コーヒーなどのサービスや車内トイレなど最低限必要な装備は整っています。
モーチットを出る時は空席もちらほらありますが、途中でどんどん人を拾っていきます。席を移動するのは難しそうです。
バンコクからパクセ行きのバスに休憩はある?
バンコクからパクセに行くまでに休憩は二度ほどあります。
最初の休憩はバンコクを出発して三時間くらいたった10時頃に、ちょっとした買い物や軽食が食べられるパーキングエリアのようなところでの休憩。
そして朝の3時頃にセブンイレブンがあるガソリンスタンドの休憩の2回でした。
そのほかにも朝5時頃に行われるパスポートチェックや、ドライバーの交代などでバスは結構ちょくちょく止まりますが、実際乗客が降りて足を伸ばせるのは、国境と合わせて3度くらい。
座りっぱなしはしんどいですが、バスが止まるといちいち目が覚めてしまうってタイプにはちょうどいいかもしれないですね。
バンコクからパクセ、国境越えは手こずる?
バンコクからパクセに行く場合、タイからラオスへの国境を越えることになります。
タイとラオスの国境の街、Chang Mekに到着するのは6時半頃。そこから国境は一旦バスを降りて徒歩で通過することになります。

と行っても日本のパスポートをもっている場合、2週間はビザなしでラオスに滞在できるので同じバスに乗っているタイ人や、ラオス人の人たちよりむしろスムーズに国境を通過できるでしょう。
地下通路を抜けてすぐのところに両替所があります。
手持ちのタイバーツをラオスの通過キップに両替できますが、パクセ市内で1タイバーツが260キップの日にここではわずか200キープにしかならないほどレートはよくないのであまり両替したくはないところ。

ただラオスに陸路で国境を超える場合、国境の通過料金として1万キープかかります。
この国境施設ではトイレを使うのにもお金がかかるので、ここで多少は両替が必要ですが最低限で大丈夫。
パクセについてしまえばレートがいい両替所はいくつもありますし、パス停から宿までのタクシー代などもバーツでも受け取ってもらえますからね。
バンコクからパクセに来た場合のバス降り場どこ?
バンコクからパクセ行きのバスに乗った場合、パクセの13号線沿いにあるバス降り場で降りることになります。

この場所からだと外国人向けのホテルやレストラン、高速バスなどが発着するエリアからは結構離れているので、そちら方面に泊まる予定がある人はバス停で待機しているトゥクトゥクなどを使ったほうがいいです。自分の場合はバス停からXe Don側沿いのルアン寺まで乗って100バーツでした。
ただこのバス、結構途中で人がバスを止めておりて行きます。頼めばメコン側にかかる橋を渡ってすぐのところで止まってくれる場合もあるので、余裕がある人であれば川沿いをのんびり歩きながらホテルに向かってみてもいいかも。到着時間によってはかなり暑いかも知れないですが。
まとめ
ラオス南部はあまり日本人には馴染みはないものの、世界遺産のクメール遺跡や欧米系の旅人たちから最高のゆったりスポットとも称されることもあるシーパンドンなど、見所の多い地域。

その中心部であるパクセーも、ラオスで2番目の都市とは思えないほどにゆったりとした時間が流れ、素朴な人たちとであえる街です。
バンコクからはバスで行くと13時間以上、場合によっては15時間以上かかります。バスの設備も豪勢とは言えないので決して楽な道のりではないですが、時間をかけられる人ならそれだけの価値がある地域。バスがしんどいという人であれば国境まではタイの国際線で行くというのもあり。
ただパクセーと南部ラオス地域…それだけの価値はありますよ!