ベトナムでの滞在費は安いです。これは6ヶ月ベトナムに滞在した自分が言うのだから間違いありません。
そんなベトナムの中でも、見所の多さ、物価の安さ、という点で旅行者の人におすすめしたい地域がダナン周辺のベトナム中部地域です。
もし僕が、誰かに「これからベトナム行くんだけど、どこからおすすめある?」と聞かれたら、自信を持って「ダナンとその周辺に行くといいよ!」と勧めます。はじめてくるというベトナム初心者から、何度もリポートするベトナム上級者まで多くの人を身につける魅力があると思っています。
というわけで今回は、自分も長期で滞在したダナン周辺、ベトナム中部の魅力とコスパについて話して行きたい思います。
Contents
ベトナム中部の魅力
ベトナム中部の魅力、これは語れば語りつくせないほどあるのですが、簡単に言ってしまうなら
- 見所が近くて多い
- ベトナムの中でも食事が美味しい
- 物価が他の地域より安い
というあたりにあります。
ベトナム中部は見所が多くて近い
ベトナム中部にはベトナムでも人気の高いリゾート都市ダナンだけでなく、街の景観が丸ごと世界遺産に指定されているホイアンや、ベトナム最初の世界遺産に指定された歴史的建物群のあるフエなどがあります。しかもこれらの地域が100キロ圏内ほどのエリアに集まっているために、アクセスがしやすい!
ダナン

ホーチミン、ハノイに注ぐベトナム第3の都市でありながら、中心街から10分もかからずベトナムでも有数の人気を誇るビーチであるミーケービーチにいけるという好立地。
リゾート地帯もまだまだ発展途上な部分もあるため、ショッピングなどが好きな人には物足りない部分がありそうですが、日本からの直行便が発着するようになっているので、中部観光の拠点にするには最強。

ホイアン

色とりどりなランタンと、古い街並みを生かした街づくりが印象的なベトナムの古都。
ベトナムの人は観光地化しようとすると、すぐ古い建物を壊して新しくネオンギラギラの観光地を作ろうとするところがあるのですが、ホイアンは別。昔から
また西洋人の観光客らも多いためか、街中でも訪れることのできる店が充実しています。
ダナンからはわずか20キロちょっとなので、公共交通機関はもちろんタクシーでもさほど費用がかかりません。

フエ

19世紀から20世紀の半ばにかけて、ベトナムの皇帝が住んでいたのがフエの街でした。
フエはダナンの街からも80キロほど、ホイアンほどは近くありませんが、2時間から3時間ほどでいけるので旅行期間が短い人であっても旅行プランに組み入れやすいです。
世界遺産は王宮などの歴史的建物群だけでなく、ニャーニャックという伝統演奏も無形文化財に登録されています。

ベトナム中部は食がすごい

ベトナム内でも有名なフエ料理はもちろん、ホイアンも同様に食の街として有名なこともありベトナム中部は旅行をしたら現地の料理を楽しみたいというタイプの人には最高です。
ベトナム中部の特徴としては仏教人口が多いために菜食料理の選択肢が豊富なことと、漁業が盛んなためにシーフードをよく食べること。
そのため野菜とシーフードをメインとした食事も多く、その優しい味は日本人好み。辛さが控えめで、東南アジアの料理の中でも日本人好みの料理が多いベトナム。そんなベトナム料理の中でも特に魅力的な料理が多いのがベトナム中部の特徴だと思っています。
ベトナム中部は物価が安い
ダナンはベトナム第三の都市とは言っても、都市単体で見ると人口70万人ほどの地方都市です。経済の規模もホーチミンやハノイなどの都会より小さいため、人件費や物価なども安いです。
例えばローカル向けのレストランで食事をするとなると、ハノイやホーチミンでは3万ドン程度のレストランが多いですが、ダナンでは2万ドン程度の店も少なくありません。
宿泊費
バックパッカー御用達のドミトリーと言われる共有の部屋は、ダナンなどであっても8万ドン(400円)代から、個室であっても1000円以下でも見つけることができます。
中でも特に宿泊費のコスパが高いと感じたのは、ホイアンの中心街から少し離れたアンバンビーチ(An bang)近くの宿。

この地域のビーチはダナンよりも綺麗とされることも多いですが、ツアーなどだとホイアン日帰りの人が多いためかビーチはあまり混雑しておらず、宿もクオリティの割に質が高いです。
例えばこちらのAurora River Side Hotel Villa の場合
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大きなベットのある部屋と、プール付きで一晩なんと2500円。ベトナムは基本部屋貸しで二人で入っても値段は変わりませんので、カップルなら一人1250円くらいで泊まれることになります。
食費
食事のコスパが高かったのはフエでした。
フエはベトナムの食の都とも言われるような多彩な料理で知られている地域なのですが、値段もこなれています。

こちらのフエ菜食料理は二、三人前で5万ドン(250円)でしたし、同じ料理を一人前に盛り付けた定食はなんと18000ドン(90円)でした。
他の地域でもローカルの行くようなレストランで2万〜4万ドン(100円〜200円)からあり、観光客がいくような少し洒落たレストランでも、10万ドン程度というのが一般的ですので、30万ドンから40万ドン(1500円から2000円)出せば大人数人が十分満足に食べられるはず。

ベトナムコーヒー
ベトナムにきたならベトナムコーヒーを試したいと思う人もいると思いますが、コーヒー豆を栽培しているところもある中部はベトナムコーヒーも安いです。
エアコンがないローカル向けの店だと7000ドン(35円)程度。クーラーの聴いている観光客向けの店でも一杯3万ドン(150円)くらいからあります。
実際に自分がかけた費用
ちなみに過去1週間ダナンからフエ、フエからホイアン、ホイアンからダナンと移動した自分がかけた費用は275万ドンで1万3500円程度。ツアーや観光地の入場料など含めてこの値段です。
ダイビングなどのアクティビティは1万円近くすることもありますし、自分の泊まった宿はそれほどランクが高くないので一概には言えませんが、かなり安く収まる可能性があることは想像してもらえると思います。
まとめ
ベトナムで6ヶ月以上過ごしてきて、ベトナム中部は見所とコスパに優れた滞在先であると認識するようになりました。
ベトナム旅行に旅行先としてハノイやホーチミンを選ぶ人も多いです。北部や南部にある観光地はそれぞれの間にそこそこ距離があり、移動するだけで疲れてしまうのも事実です。
せっかくの海外旅行。あまり移動ばかりしたくないとあなたが考えているのなら見所が狭いエリアに集まっていて、物価の安いベトナム中部は非常に魅力的。
「ベトナム旅行、どこにいけばいい?」と聞かれたら、僕は自信を持ってベトナム中部をおすすめします。