英語

瞬間英作文は意味がない!?やってみたら効果がヤバかったのでやり方を教える

画像アイキャッチ。瞬間英作文

英語を「話したい!!」と思っている人なら、一度は「瞬間英作文」というものを耳にしたことがある人もいるかもしれません。

 

瞬間英作文は短時間の間に簡単な英文を連続して作ることで、頭の中に英語を話すための回路を作る勉強方法。初代とも言える森沢洋介さんの「どんどん話すための英作文トレーニング」は50万部以上も売り上げ、2017年の今でも、アマゾンベストセラー入りするくらいのロングセラーとなっています。

 

それだけ多くの人に読まれている本なのですが、Amazonのレビューや、ブログ記事などでは意味がないからやめたほうがいいとかやり方がわかりにくいなどなど、否定的な意見も結構見られるのも事実。これまで色々な勉強法に挑戦してきた人の中には、挑戦してみたいけど本当にこれで勉強して喋れるようになるのかな??

と疑問に思う人もいるかも知れません。

 

僕自身、話すための英語を身につける手段の一つとして瞬間英作文を実際に活用した人間です。その経験から言えば

 

「瞬間英作文」は話すための能力を伸ばすのに役立つ優れた「英語練習法」の一つ

 

だと考えています。

もともとあまり海外に出たことなかった自分が、初めて長期滞在をしたカナダについたその日から、流暢と言われるレベルで現地の人とコミュニケーションが取れた、この英語力に大きな役割を果たしてくれたことは間違いありません。

 

ただ、「瞬間英作文」で身につけようとするのは、これまで学校でやってきた「英語の勉強法」とはかなり違うので、最初は戸惑うことも多くなることも確か。

 

というわけで今回の記事では、なぜ瞬間英作文を意味ないとする意見があるのか、実際にどうやって瞬間英作文を「話す」英語に生かすべきなのかになどついてお話ししていきましょう。

英会話に必要なものとは

英会話に大切なものってなんでしょうか。

学校の勉強などではあまり重視されてこなかったことですが、実は生きた英語を身につける上では「瞬発力」というものがとても大事な要素になってきます。

テト正月のお祭りで走り回るモン族の少女たち

 

英会話学校などであれば、先生はあなたが言おうとすることを考えつくまでじっくり待ってくれるかも知れません。でも実際に他の人と話している時、5秒も10秒も黙り込んでしまったらどうでしょう?

 

そう、会話になっていないんです。

 

会話をするって、考えこんでいる時間はありません。日本語でもそうですが、会話では相手が話し終わったら1秒も立たずに返答していることがほとんどのはず。会話をしている間に返答を考えたりって普通にあることですよね。つまりこれまで学校勉強でやっていたような、「単語を知っている」「文法を知っている」ようなレベルって、全然役にたちません。

画像英語を知っているが使えない男性英語は「知っている」だけでは役に立たない

話そうと思うなら、言いたい単語を1秒以内に思い出せる、1秒以内に言いたいことを文章にできる、話しながら次に話すことを英語で考えられる、ようにするには、しっかり言葉を理解して、それを使いこなせる「英語の瞬発力」が必要です。

それを鍛えるための練習法が「瞬間英作文」なんですね。

 

なんで英語が話せないのか?

会話を話す時に「スピード」が大事と言いましたが、どうしてたくさんの人が英会話のスピートについていけないのかと言えば、英語での会話に慣れないうちはどうしても

相手が話す英語を日本語に訳して、日本語を理解して、返答を日本語で考えて、それを英語に訳して返答する

画像英語で会話頭の中で英文を日本語に訳して、答えを日本語から英語に訳していたら間に合わない

ということをしてしまうからです。

 

しかし天才的に英訳や和訳が早い人だったとしても、会話のスピードについていくのにいちいちこれをするのはを無駄が多く、時間がかかりすぎます。だから英語を流暢に話せる人というのは、多くの場合英語で考えて英語で返答するようになっています

画像ペラペラ話す人の考え肩英語での思考

ペラペラ話すことを目指すなら、この状態にならないといけない。

難しく聞こえるかも知れませんが、別にそんなことはありません。訓練次第で誰にでもできるようになるものなんです。

なぜ瞬間英作文は意味がないと言われるの?

では、なぜ瞬間英作文を「意味ない」と思う人がいるのか?

 

これはこの「流暢に話せる人が英語で考える」ということを知った人が増えたからでしょう。

 

瞬間英作文は日本語をきっかけにして、英語の文章を作るというような形になっています。でも英語で考えて英語で話す状態を目指すのに、日本語は勉強をする時の邪魔になる。という意見が出るわけなんですね。

英語で英語を習うは効率が悪いこともある?

しかし僕はこれには疑問があります。

 

中学レベルの文章を一瞬で作れない最初のうちは、

 

英語で考えて、英語で話すようになるためのベストの勉強法が、英語だけを使って勉強することじゃないと知っているからです。

 

日本では

英語のシャワー、聞き流し

 

のような英語で英語を習う受け身の勉強法がもてはやされたりすることが多いです。赤ちゃんが英語を習うように英語を習う、なんて話しを聞いたことがある人もいるんじゃないでしょうか。

 

しかしワーホリや留学で外国に住んだのに英語がほとんど上達しないで帰国する人も多いですし、聞き流し学習法を試した結果、日本語だけが耳に残ってしまったなんて話も珍しくありません。

画像赤ちゃん大人には英語を英語のまま聞いて学ぶのは難しい
Pixabay

すでに完成した大人の脳というのは、赤ちゃんのように聞くだけで言葉を身につける能力は極端に低下していると言われています。皆が語学の天才と言う赤ちゃんですら、わずか数ヶ月で他の言語への適応能力は下がると言われているほどなので、大人になればこれはほぼ0みたいなものなんでしょう。

 

例えば僕が中国語を習おうと、字幕なしで中国語の映画を100本みたところで見る前と中国語の能力はほとんど変わらない自信があります。

 

ただこれは別に大人が語学を身につける能力が低いってわけじゃありません、子供には真似できないペースで大人は言葉を身につけることもできます。

大人の脳は完成しています。子供のような柔軟さはないかも知れませんが、その分日本語の感覚や知識を持っています。赤ちゃんのように学ぶんではなく、大人の場合、新しい単語を覚える時や、勉強を始めた初期には母国語の知識と英語をうまく結びつけるように心がけたほうがうまくいくこともあるんです。

瞬間英作文の場合も日本語を、「文章を作るきっかけ」として使用することで、日本語を読んだ聞いた時に抱くイメージを英語と繋げていくことができるんですね。

瞬間英作文のやり方

じゃあ、実際に瞬間英作文ではどのように勉強していけばいいのか。

瞬間英作文では行うのは、簡単な日本語の例題を見て瞬時に英語の文章を作っていくというものです。

と言っても作る文章の内容はものすごく簡単。最初に紹介した本を例にあげれば瞬間英作文で作るのはこんな内容です。

この家は10人の人が暮らせる大きさだ。    →This house is big enough for ten people to live in.

飛行機が到着する時間を知っていますか?   →Do you know the time when the plane will arrive?

引用:「どんどん話すための英作文トレーニング」

どうでしょう?簡単ですか?難しいですか?

 

難しい。と思った人はもちろん、簡単だと思った人も5秒で文章を作れたかと考えて見てください。

別に細かいところまでそっくり同じでなくても、似たような文章ができさえすればいいです。それでも結構ハードル高いんじゃないでしょうか。1秒でできますか?

 

でも、これってせいぜい中学レベルなんです。学校でもやりましたよね。知っている人も多いと思います。

でも瞬時には使えない

瞬間英作文は勉強ではなくて練習だ

だから瞬間英作文では

①あれは彼のかばんです。               →This is his bag.

②これは彼女の自転車ですか?             →Is This her bicycle?

③これは君の本ですか?                →Is this your book?

④あれは彼らの家ではありません。           →This is not their house.

⑤これはあなたの部屋ではありませんよ。   →This is not your room.

引用:「どんどん話すための英作文トレーニング」

このレベルの超簡単なものから、瞬時に文章を作るようにしていきます。

 

簡単すぎる。と感じる人もいると思いますが、気にしなければいけないのは内容ではなく、一瞬で英文が作れるかどうかです。

 

 

このレベルでも1秒で作れないなら、中学1年レベルでさえ「知っている」だけで、「使えない」っていうことです。会話なんてできるはずもありません。

 

こういうレベルの文章から瞬間的に作ることからはじめて、自動で文章を作れる回路を作り上げていく。「瞬間英作文」新しい知識を覚える勉強ではなく、使いこなすための「練習」なんです。

 

ほら、自転車の乗り方なんかと同じです。最初はいっぱいこけていても、そのうち自転車に乗ろうなんて考えなくても自然と乗れるようになりますよね。

 

英語もおんなじで、頭の中から言葉を素早く取り出す練習を繰り返していけば、そのうち何もしなくても言葉でてくるようになる。それを目指すための連絡なんです。

瞬間英作文だよ、瞬間英訳じゃないよ

気をつけて欲しいのは、瞬間英作文を行う時に単語を一つ一つ訳しているようなことをしないで欲しいということです。

このトレーニングでの目的は、今

 

相手が話す英語を日本語に訳す→日本語を理解する→日本語で返答を考える→それを英語に訳して返答する

 

このように考えてしまっているものを、最終的には

 

英語で考える→英語で返答する

 

とするためのものです。文字だけを追って翻訳していたら、いつまでも

 

日本語で考える→英語に訳す

という状態から抜け出せません。

 

しなくてはいけないのは英訳をすることではなく、瞬間的に文章を作る瞬間「英作文」

日本語を見た時の文字を翻訳するんではなく、日本語を見た時に思い浮かぶイメージを言葉にして行くんです。

 

イメージを英語にするとは?

例をあげましょう。

 

彼には弟と妹がいます。

 

という文章があったとして、彼はHeで…弟がBrother…とやってしまうのは翻訳です。

 

この訓練のポイントは、頭に浮かんだ内容を英語にしていく練習なわけですから、日本語を読んだ時に思い浮かぶイメージを英語にするということが必要なんです。

 

だから、彼には弟と妹がいます

兄弟がいるお兄さんのイメージを英語にする

という文章があるのなら、その時に自然と頭に浮かぶ弟妹を可愛がっている親戚のお兄さんの姿を思い浮かべたり

 

私は犬を飼っています

画像犬瞬間絵師悪文犬を飼っていますという文章を呼んだら浮かぶ、ペットのイメージから英語に直す

という文章なら、ペットのポチを思い浮かべたりして、それを文章にしていくんです。

こうやってイメージを高速で言葉にするという練習をすることで、英語で考えて英語で話す脳を作って行くんです。

翻訳していてはいけないんです。

瞬間英作文は暗記じゃないよ

突然ですが

 

How are you?

 

……

 

 

さて今何と答えましたか?

 

 

多分

 

I’m fine,Thank you. and you?

 

って答えたんじゃないかと思います。

 

 

この答えを出す時、あなたは

How are you…ええと日本語に訳すと、「元気ですか?」だよね。

「元気です」って英語で言うんだっけ。ええと…あ!“I’m fine Thank you.And you?”だ!

 

なんて、考えました?

 

…違いますよね。多分、”How are you?”を目にした途端、日本語を思い浮かべる暇もなく、英語の“I’m fine,Thank you. and you?”という返答を思い浮べたんじゃないかと思います。

 

今、英語を取り出したスピードは、英会話のスピードとしては十分。反射のスピードで英語を使えています。

 

ただ問題なのは実際の生活で、I’m fine thank you and you?なんてほとんど使うこと、そしておそらく答え方が浮かばない人が多いことです。

 

 

これはフレーズを暗記してしまっているからですね。

 

暗記することに何が問題かと言えば、応用ができなくなってしまうこと。

瞬間英作文は暗記のためのフレーズ集じゃありません。This is a pen、なんて覚えても実際の会話では使えないですからね。暗記しちゃいけないんです。

 

 

I’m fine,Thank you.もそれだけ覚えていても役にたちません。

でもI’m ~ で返答できると意識しておけば応用ができるようになります。

How are you?How is it going?になったり、What’s up?になったり

その返答が

I’m great!!

とかI

I’m Ok…

になるという使い方を意識しておけば、暗記するのとは違う応用力がつくようになるんですね。

 

 

もちろん繰り返してやりますから、暗記しようとしなくても暗記してしまうことはあると思います。

それは別に構いません。でもフレーズを暗記しようとするのだけは避けたほうがいいんです。

慣れてきたら連想ゲーム的に瞬間英作文をやってみよう

こうした方法になれてきたら、日本語を使わず連想ゲーム的に瞬間英作文をしてみるのもおすすめです。

This is his bag.

なら瞬時に

This Isn’t his bag.

とか

Is this his bag?

のように組み替えて行くのは、難しいことじゃありませんよね?

 

このように日本語を使って作った英文を、1秒以内にポンポン作り変えてみたりするのもいい方法です。

中学レベルをマスターしたら

さて練習を続けて、中学レベルの内容をマスターしたらどうすればいいのか。

 

同じ筆者が同じような本をいくつも出していますが、個人的な意見では最初の一冊だけで十分だと思っています。

最初の一冊を終えて、中学レベルの文章が1秒以内で作れるようになった時には、すでにかなりペラペラと言われるレベルで言葉を取り出せるようになっており、英語で考える癖も身についています。

正直このくらいまでになると、日本語が邪魔だと思うようになることがあるかも知れません。日本語がなくても瞬間英作文ができるのなら、練習帳は必要ではないからです。

自分の場合はテキストは購入したものの、映画を使った勉強やディクテーションを使った勉強の比率も高くなりほとんど使わなくなりました。

とはいえ、最初の一冊はいまでも脳トレがわりにパラパラっとめくることもありますし、その後も新しい単語を覚える時などで、英単語をきっかけにして英文を作る瞬間英作文を実践していました。

書籍だけじゃなく、アプリを活用しよう

スマートフォンを持っている人なら、アプリ版の瞬間英作文を使うのも便利。

英語はリラックスしている時に勉強するのが、一番脳に残りやすく効率が良かったりします。瞬間英作文は机に座ってやる必要性が0なので、ベッドに横になりながらソファゆったりしながら、練習するのがおすすめです。

また瞬間英作文ではないですけど、Duolingoやロゼッタストーンあたりもかなりおすすめ。言葉をイメージで覚えるという練習に向いているので、活用をおすすめします。

まとめ

英語をペラペラ話したいと思った時、英語で考える英語脳を作ることは欠かせません。

 

自分にとっても瞬間英作文はその能力を鍛えるのに大きな力になってくれた存在でありました。

 

瞬間英作文は日本語を使いますが、赤ちゃんでない僕たちはすでに身につけてある日本語をうまく活用したほうが英語が伸びやすいということも多くあります。

 

もし英会話力が伸びないで悩んでいるのなら、「瞬間英作文」は救世主のような存在になってくれるかも知れません。