英語

英単語を増やすのは今すぐやめろ!?英語で話すなら単語は絞るべき理由

[voice icon=”https://www.tabigurashi.com/wp-content/uploads/2017/10/TAKEBE160224530I9A0327_TP_V.jpg” name=”悩む人” type=”r”]こんなに努力しているのになんで話せないんだろう。自分には英語の才能がないんだ…[/voice]

 

英語を喋ろうとしているのに、会話のペースの乗れなくて話すことができなかった…。そんな風に悔しい思いをした人、いるんじゃないでしょうか。

 

そんな時、ついやってしまいがちなのが、自分に「単語の知識を増やす努力が足りなかった」と新たな語力を覚えようとしてしまうこと。言葉が話せないのは、ベースになる単語力が足らないせいだ、と思ってしまうんです。僕にも経験があります。

 

でも努力してどんどん新しい単語を覚えて行っても、残念ながら全然話せるようにはなりません…。TOEICは伸びているのに関わらず…一体なぜ…

 

 

そんな状態に陥っているのなら、あなたが喋れるようにならないのは才能や努力が足りないせいではなくて、勉強の方向が間違っているからかも知れません

実は日本人や他の国の人問わず、英語が「流暢に喋れる」ようになった人の間では常識的に話されている「鉄則」があります。

 

それは覚える単語の数をただ増やしても英語が喋れるようにはならないということ。

むしろ

 

勉強する単語は少なくしたほうが早く英語が話せるようになる

 

とさえ言われているんです。

なぜ少ない単語で英語を流暢に話せるの?

ではなぜ少ない単語で英語を流暢に話せるようになるのか。それはまず

 

会話では簡単な単語がほとんどを占めている

 

からです。

 

英語ネイティブの成人が知っている単語数は2万語程度ある、なんて言われています。

しかし、びっくりすることなんですが、実際に会話で頻繁に使う単語となると、そのうち800単語ですべての会話の75%以上とも、1000単語で80%とも言われているんです。

 

書き言葉にいたっては25単語で30%以上100単語で50%以上1000単語で普通の大人のネイティブが書く文章全体の89%を占めているなんて言ったら驚く人もいるんじゃないでしょうか。

画像グラフ 単語数と理解できる割合の伸び使える単語数と理解できる割合のグラフ。1000単語を超えたあたりから伸びは一気に鈍くなる

 

もちろん正確な数字は、人によって意見が様々ではあるんですが、実際のところろ予想以上に少ない数で英語は喋れるとされているのは間違いないんです。

なぜ簡単な単語を使うのか?

じゃあ、なぜ一般的な会話や文章で簡単な単語を使うんでしょう。

 

ある海外ドラマにこんなシーンがありました。登場人物の一人がCorporealという単語を会話の中で使いました。

Corporealの意味はと言えば、物理的とか肉体的とかいう意味のちょっとかしこまった単語。そしてそれに対する返答は

Corporeal? Excuse me professor. (物理的?失礼しました、教授様)

という、難しい単語を使ったことを茶化すようなものだったんです。

 

これはこの単語が、もっと簡単な単語でも代用できるし、ちょっと普段はパッと出てこないような単語だったので

「おーおー、賢いやつは違うねぇ」小難しい言葉を使うと、正確に伝わらなかったり嫌味に取られたりもする ぱくたそ 

というような反応を取られてしまったわけですよね。

 

日本語でも小難しい言葉をあんまり連発したりしないと思います。

それはやっぱり難しい単語は理解されないことが多かったりとっさに出てこなかったりするからですよね。

 

ちなみに中学校卒業までに習う単語数でだいたい1500〜1600単語

 

それより少ない数でネイティブの8割くらいペラペラ話せるように、なれるとしたら…あれ??結構ハードル低くない?って思いませんか?

話すために必要な「英会話のリズム」とは?

じゃあ、そんなに話す英単語のハードルが低いのに、なんで「英語が喋れない」人が多いのか。

 

それは英語で会話するのに大事な

 

「会話のリズム」

 

単語を使えるようになっていない人がものすごく多いから、です。

 

会話のリズムとは何かと言えば、簡単に言えばこちらが「やぁ」と言って、相手も「やぁ」と答える。つまり相手の発言を聞いて、こちらが返答をするという会話のキャッチボールのこと。

 

これって話す時にめっちゃくちゃ重要なんです。

英語を話したいなら知識を増やしても意味がない?

でも僕たちが学校で習ってきた英語では、あまりこの「会話のリズム」ってあんま教えられないですよね。

 

それは学校のテストやTOEICなどの資格試験で計るのが英語の知識だけだから。テストとかだって、最終的に思い出せさえすれば単語の意味が出てくるまでに10秒くらいかけたっていいわけです。取り出せるのに時間がかかろうが、たくさん正しい文法のルールを知っていて、たくさん単語を知っているほうがいい点が取れます。

 

でも「会話をする」ということを考えると…相手の言った言葉を聞いて、意味を思い出すまでに10秒かかっていたらまったく意味ないですよね。単語を知らないのと正直変わんないです。

だって他人と話してて、10秒たった時には話題は完全に別の話しにうつっちゃってます。お金を払って英会話の先生をマンツーマンで雇っていれば別ですが、普通は待ってくれませんもんね。

 

日本語で会話している時のことを考えて見ても、相手が話し出した時点ではすでに自分がなんて返答をすればいいのか、ということを考え始めているはず。そしてだいたいの場合、相手が話し終わってから1秒とおかずに何かを話し始めてます

 

それは話す内容だけじゃなく相手との繋がりというのがものすごく大事にしているから、だから英語で話す時に必要なのはたくさんの知識より、相手の言った言葉を素早く処理して、素早く返答を考えること。言ってみれば「瞬発力」なわけです。

テト正月のお祭りで走り回るモン族の少女たち英語を話すのに必要な単語力は、数より瞬発力だ

目指すは技のデパートより必殺技

つまり英語で会話をするためには相手の英語を聞いた瞬間にはすぐに英語で返答を考えられるような状態にしなくちゃいけない。そのためには単語一つ一つの意味が瞬時にわからなければいけません。

 

ちなみに英語のネイティブが使いこなせる、また上であげた単語のように聞けば知っているけど普段はあまり使わないというような単語を合わせると、だいたい2万単語くらいとも言われます。

これだけの単語を勉強して、ネイティブレベルで使いこなすようになるのは無理があります。多すぎです。心が折れます

 

ただしさっき言ったように、800から1000単語くらいでネイティブが行ってる全ての会話のうち80%くらいはカバーできてしまうわけですから、この単語を優先して優先したほうがはるかに効率よく話せるようになります

もちろんこの単語数では知らない単語もたっくさんありますけど、その時は「それってどう言う意味?」って英語で尋ねることができればなんの問題もないんです。

 

 

あまり難しい単語は知らないので、よく「それどう言う意味ですか?」と聞くけど、発音も日本人に近く、こちらの言葉をよく理解している人と

日本人でも滅多に使わないような漢字もよく知っているけど、簡単な会話でもいちいち絶句してどうやって返事をしたら考えてしまう人と

画像ペラペラ話すとは知らない単語が多くても、人はペラペラ話していると思う

 

あなたなら、どちらの人が日本語ペラペラだと思いますか?当然前者ですよね。

 

ところが英語に関していうと、後者を目指しているような勉強をしている人って本当に多い。というよりは学校の勉強ではそのやり方が正しいって教わってきたんだから、しょうがない。

 

でも「話そう」と思うなら、単語の数じゃなく知っている単語を「使いこなす」ようになることがペラペラ話すための近道なんです。

自分が実践した「使いこなすため」の単語勉強法

単語はたくさん覚えるより、限られた単語をしっかりと「使える」ようにするのが大事ということはわかりました。

ただそういう勉強はこれまでしてきていない人が多いから、わかりにくいはず。

 

というわけで、自分が実践した単語の勉強を紹介しておきましょう。

英単語を映像化して覚える

まず最初に覚えたいのが、頭の中での英語の映像化するという方法です。

 

 

りんご

 

 

今、この言葉を目にした時、頭にどんな映像が浮かんだでしょう。

画像リンゴと聞いた人りんごと聞くだけで、見た目は食べた時の味などが浮かぶ

赤くて丸い大きなリンゴの姿だけじゃなく、切った時のみずみずしい黄色い果肉や、うさちゃんりんご。口に入れた時の甘さや、時期外れのリンゴの酸っぱさなんかも同時に浮かんだんじゃないかと思います。

しかし

 

 

Apple

 

 

 

の場合はどうでしょう?思い浮かんだのは「りんご」という日本語訳だけだったりするんじゃないでしょうか。まぁ、Iphoneが浮かんだ人もいるかも知れませんが。

画像英語英単語を聞いても、日本語訳しか浮かばない人は多い

これは単語を覚える時、英単語のスペルと日本語訳を覚えることに集中してしまっているために、英単語と繋がっているのが日本語訳だけになってしまっているのが原因です。

しかし「会話のリズム」で英単語を使いこなすには、英語で聞いて→日本語に訳して→日本語で返答を考えて→英単語を思い出すなんてやってられません。

 

だから中学レベルの英単語を聞いた時に、日本語で聞いた時と同じようにそのものの見た目やその動作を行なっている自分の姿が思い浮かばない場合、そこはまだまだ取り出しを早くできます。

頭の中で映像を思い浮かべながら、単語を声に出すなどすることで、Appleと聞いたなら、リンゴの映像や食べた時の甘さが、Dogと聞いたなら実家のジョンや犬を連れて近所を歩いている綺麗なお姉さんなんかが思い浮かぶ。

自分のこれまでの経験と英単語を直接結びつけるようにするんです。

 

これは最初は難しいかも知れないですが、うまく使えるようになると新しい単語を覚えるのにも役立ちます。これは記憶というのが、自分の五感や感情などを総動員したほうが記憶に残りやすくなるから。「話す」だけじゃなくて、テストにも役立つなら一石二鳥ですよね。

 

ロゼッタストーン 英語(アメリカ)

身に付けたい単語を入れた文章を作る

単語を理解するのに役立つ方法の二つ目は、使い方を覚えたい単語を含めた文章を作る練習をすることです。

これは別に難しい、長い文章を作れということではまったくなく、辞書やネットで調べた時に出てくる例文などを参考に簡単な例文を作っていくという練習。

 

最初はどうやるか想像しにくいと思うので、

This is a dog.

みたいなめちゃくちゃ低いレベルでOK。これを素早く

Is this a dog?

This isn’t a dog.

に組み替えたりしていくんです。

 

これは瞬間英作文と言われる瞬間的に作文をすることで、「話す」ための英語を身につけるための瞬発力の練習方法ですが、覚えたい単語があればうまく組み込むことで、単語の理解と「話すための訓練」が一気にできます。

瞬間英作文については、なんだかんだ言ってやはり元祖「どんどん話すための英作文トレーニング」が一番詳しいです。

テキストはいっぱい出ているけど、最初の一冊だけ買って慣れたら自分で新しい単語を組み込んで行く方法が、なんだかんだ一番勉強になりますよ。

単語の映像化に英語や海外ドラマを利用する

映像と結びつけて単語を覚える上で、非常に役に立つのが映画や海外ドラマなどの映像作品を使って勉強する方法です。

画像英語を映画で習う子供映画や海外ドラマで単語を覚えるのは記憶の定着もいい

単語の場合、覚えたい単語があってもその単語が使われているシーンを探すのが大変なので、あまり狙った単語の理解を深めるというような方法はできませんが、知らない単語でも映像を見て意味を想像ができるので、新しい単語を定着させるのにはとても有効です。

 

もちろん、覚える際には最初にあげた英単語の映像化や自分の記憶との関連付けもうまく使うことが重要。基本的にはただなんとなく見るんじゃなく、同じ映画を日本語字幕と英語字幕の両方で見たり、お気に入りのシーンをなんども見ることで高い効果が得られます。

 

映画やドラマで勉強するのは、単語だけに限らず自分が喋る英語を身につける上でもっとも大きな成果をあげてくれたもの。今はストリーミングサイトの数も増えてきて、英語字幕のあるものも増えたので便利。

英語の勉強に使うサイトとしては、ちょっと前までは同じアカウントでどの国でも見れるNetflixの一択だったんですが、最近は英語字幕も充実してきたこともあって、海外ドラマをメインに見たいならHuluもアリ。

 

個人的にもGame of ThronesとThe Walking Dead見たさに、最近Huluに乗り換えています。

まとめ

知識中心の英語の勉強をしてきた僕たちは、英語が喋れないという時に、ついつい「単語を増やす」という選択肢を取ろうとしがちです。

 

でも英語を流暢に話そうと思った時に大切なのは、「知っている」単語の数を増やすことよりも少ない単語を「使いこなす」ように訓練するほうが近道です。

 

そのための勉強法というのは、これまでやってきた勉強法とは随分違いますが、慣れれば記憶に定着しやすく短期間で効果を実感できるようになるはず。

 

 

こんなに努力しているのに、なぜ喋れないんだ…と思っているなら、まずは中学レベルの簡単な単語から「使えるか」をチェックするのが「英語を話す」ための近道になるはずです、