かつてのベトナム王朝で首都であり、古都と呼ばれることのある町「フエ」。ベトナムで最初に世界遺産に指定されたフエの王宮があり美食の町とも言われる都市なので「いきたいなー」と思っている人も多いはず。
ダナンからフエに行く方法はバス、ミニバンなどいくつかありますが、もっとも格安なのは「ローカルの電車」を使う方法だということがわかりました。今回の記事はそんな
- ダナンからフエへ鉄道の行き方
についてのまとめです。
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ダナンからフエ行きの電車の簡単なまとめ
ダナン発フエ行きの電車は1日9本。
3時4分、6時41分、9時25分、12時46分、14時13分、15時5分、18時55分、19時37分、22時59分
の時間に運行しています(2017年6月時点)。ただ時間は結構変動するので、一応駅に行く前にベトナム鉄道の公式サイトで確認を。
ダナン、フエ間は距離はそんなに遠くないものの、結構電車がゆっくりなこともあって、片道4時間近くはかかります。遅くとも15時の便には乗りたいところです。
乗車賃は日によってばらつきがあって、古い車両のハードシートが40000ドン(200円)〜45000ドン(225円)、リクライニング付の車両は7万ドン〜9万ドンくらい。
ダナン駅へのアクセス
さてフエに行くための電車乗り場は街の中心部にあります。
ダナン駅はダナン空港からは3キロ、多くの観光客の人が泊まるだろうミーケービーチ周辺からは5キロほど離れているので、歩いていくのは難しくタクシーを使う必要があります。
ダナンではバイタクが1キロ5000ドン、タクシーが1キロ10000ドン程度が相場。ミーケービーチからはバイクタクシーで25000ドン(125円)、タクシーで5万ドン(250円)くらいはかかるでしょう。
ダナンはぼったくりは少ない町ですが、スマホアプリのGrab、Uberなどの配車アプリを活用すると最安値でタクシーを使うことができますよ!
ダナン駅から電車に乗る

この建物が駅の建物。正面に置かれているSLが目印です。

GA Da NangでGAが駅という意味になります。ちなみに発音記号を上につけてgàというと鶏という意味になり、ダナンの鶏という意味になってしまいます。ベトナムゴムズカシイ…。
チケットを駅で購入する
チケットは直接窓口で購入することができます。駅の中の窓口はベトナムの人で混雑している上、案内表示もないのでさっぱりわからないと思いますが、心配いりません。外国人向けの窓口は外にあります。

外国人用のチケット窓口は、駅正面玄関から左手に位置していて、英語の喋れるスタッフが対応してくれます。
ただなにかとゆるいベトナムのこと。窓口が空いていないこともあるので、その時は建物内の窓口を使わないといけません。
どんなチケット買うのか
英語でチケットを買うのが不安、という人もいるかも知れませんが特に問題はありません。
ダナン駅の職員は観光客に慣れており、ダナンで電車に乗る人の多くがフエに行く乗客なので、「フエ!フエ!」や「タイム、タイム」と行ったカタコトで話しても十分に理解してもらえるはず。
ただ最初戸惑うかも知れないのは、ハード?ソフト?という質問。これは席の種類のことで、ハードシートの方が車両が古い代わりに値段は安く、ソフトシートは車両が新しいく席もいい分値段は少し高いです。

上の写真のハードシートが4万〜45000ドン。

ソフトシートが70000ドン〜90000ドン程度です。
ハードシートにするかソフトシートにするか
さてハードシートにするかソフトシートにするか、ベトナムドンで見ると30000ドン以上違うので、高いほうはちょっと…と思うかも知れませんが、両方乗った経験からするとこの二つは普通車とグリーン車以上に違うので、個人的にはソフトシートをおすすめします。
ハードシートは車両が古いこともあり、自分が利用した時には車両内のクーラーが故障し、フエに着くまでの三時間半蒸し風呂のような車内で過ごす羽目になりました。
車両の年代が統一されている日本の我々からすれば、同じ時間の電車でも車両ごとに質が違うというのは馴染みがないことかもしれませんが、ベトナムなどの東南アジアの場合、車両ごとに製造年代や車両のクオリティが違うことはよくあります。
もちろん、30000ドンといえばダナンやフエなら一食食べることもできるお金ではありますが、日本円でいえば150円ほどなので、快適性を優先する価値は十分にあるはずです。
フエから高速バスで移動する
ダナンからフエへに移動手段を比較すると、もっともお手軽なのは都市間高速バスです。これは僕がホーチミンからハノイに行く際にも利用したような都市間移動の高速バスで、ダナン、フエ間でも観光客向けに運行されています。
この方法が手軽なのは、ダナンのほどんどのホテルが契約する旅行会社を持っているため、ホテルのレセプションに頼めば手配してくれるからですね。ホテルに手配をしてもらう場合値段は15万ドン(750円)から20万ドン(1000円)程度と言ったところ。十分に安いですが、他の方法と比べるとリーズナブルであるとは言えません。
ダナンからフエにローカルバスで移動する
ローカルバスはフエまで片道10万ドン。VIPバスよりは安いものの、寝たまま移動きるという利点のある観光バスに比べて座席が普通の椅子な上、固い。
それでいてバス停までも街から結構離れているので、移動するのに余分なお金がかかるので、観光客が使うメリットは薄いです。
ネットで席を予約する
ただ問題なのは席が確保できるの?ということ。この路線世界各地からの観光客に加え地元の人も利用しますから、時間帯によっては結構混み合っています。駅に行ってみてから、乗れないということになれば2時間ほど待たなければいけなくなるので、結構めんどくさい。駅の周りもあんま時間潰せるところがないですしね。
というわけでできることなら、あらかじめネットで席を確保しておくのがオススメです。
ダナンからフエに移動する電車は、ベトナム鉄道のホームページから予約することができます。
ベトナム鉄道のサイトで予約する手順
鉄道のチケットを予約する手順はかなり簡単です。
ベトナム鉄道のサイトには日本語はないですが、英語に切り替えることができるので、こちらを利用します。

英語に切り替えたら左上のFromにDa nang、To にHueと入力し
Departureでフエに行きたい日付を選べば大丈夫。Returnを選んで往復で買ってもいいですが、同じ手順でHue発Danangも買えるので、帰りの予定が決まってからでも特に問題はないでしょう。

あとは席を選んで、Buy ticketを押し
名前とパスポート番号を入力します。電話番号はなくてもいいですが、確認のメールを受け取れるようにメールアドレスは登録しておいたほうが無難。次のページに進んで値段を確認、正しければConfirmを押し

あとはクレジットカード情報を入れればオッケー。
予約が済んだらチケットはホテルや、ホステルに頼んでプリントアウトしてもらうのもいいですし、スマホで見せれるようにしておけばそれでも構いません。
まとめ
ダナンからフエに行く方法としては鉄道を使って移動する方法がもっともオススメです。

これは価格が安いのももちりんなのですが、内陸部を走って最短距離を行く高速バスなどと比べて景観地として知られるハイバンパスや、ランコービーチと行った場所を車窓から眺めることができるからです。
異国での鉄道旅にはなんとなく憧れる人も多いはず、ダナンからフエの鉄道旅。結構オススメです。