ベトナム語

ついにリアル「ほんやくこんにゃく」が出た?POCKETALKを使った感想を話そう

翻訳こんにゃくがあればいいのに…

 

そんな風に思ったこと、ありませんか?僕は結構あります。

旅をしていて気づくのが、日本語はもちろん英語でさえ不十分だということ。「世界共通語」なんて言っても、英語を喋れない人の方が多いから、特に地元の人と仲良くなろうと思ったら、その国の言葉を知らなきゃいけないんからですね。

 

でも、外国語をマスターするのって、大変だし、時間がかかります。北京語、広東語、マレー語にタイ語…一時帰国した日本で、とにかくあちこちから日本に訪れる人たちと関わる機会が多くなって、余計にそれを感じる機会が増えました。他の言葉も喋りたい!でもとにかく時間が足りない…!!

 

だから、欲しいんです。ほんやくこんにゃく。日本一有名な猫型ロボットが出す、食べるだけで外国語が日本語になって、日本語が外国語になるってあれが欲しいんです。あれがあればもう、アフリカでマサイの人たちと暮らそうが、アラスカでイヌイットと暮らそうが言葉に困ることはありません。でもないから困っちゃうんですよね。

 

とそんな時、「POCKETALK」なるものが発売されるという話を聞きつけました。

話によれば、なんでもこの「POCKETALK」。こちらの話す日本語を瞬時に50カ国に翻訳し、そして相手が話す50ヶ国語を瞬時に日本語にしてくれる能力があり、しかも重さは100グラム以下。スペックだけ聞けばまさに「ほんやくこんにゃく」並。しかも食べ物じゃないとなれば、大量のおでんに悩まされる心配もないわけです。これは気になる!!

 

幸運なことに、そんな「POCKETALK」を発売前に体験できる機会に恵まれました。

果たしてこの「POCKETALK」は「ほんやくこんにゃく」になり得るのか。旅人バックをぶら下げて、訪れてみることにしたのです。

目的地、楽天!!

POCKETALK(ポケトーク)の公式サイトをチェックする
楽天クリムゾンハウス受付。パンダが可愛い

軽くて使いやすいPOCKETALKをおすすめできる人とは?

知らない人はいないと思うけれどあえて解説しておくと、「ほんやくこんにゃく」というのは、日本一有名であろうアニメキャラ「ドラえもん」の持つひみつ道具。

食べれば自分が話した言葉が外国語に、外国語が日本語に聞こえるようになるという秘密道具で、旅人たち泣いて喜び、翻訳者や英語教師は失業して涙を流すことが必至な秘密道具なのです。

対するPOCKETALKはロゼッタストーンなどの語学系アプリでも知られるソースネクスト社さんが、12月14日に販売する、50ヶ国語対応の小型翻訳機。

Pocketalkの外観。起動すると言語のリストが表示される

サイズで言うと大きさ縦11、横6センチで重さは90グラム。だいたいひと昔前のガラケーより一回り小さいくらいの軽さで、50カ国語をきっちり訳せるのならたしかにほんやくこんにゃくっぽいのかな?

 

さて、このこの「POCKETALK」。最初に実機を触ってみての率直な意見をまとめるとすれば、旅行者や旅人などには便利だが必ずしもおすすめできない、と思う一方日本国内でインバンド系のビジネスをやっている人ならば使う価値がある、と考えています。

一体どういうことなのか。少しずつ見ていきましょう。

 

さてでは実際に使ってみることにしましょう。

POCKETALKの使い方

[voice icon=”https://www.tabigurashi.com/wp-content/uploads/2017/04/20170113215207-2.png” name=”ゆーと” type=”r”]どうやって使うんですか?[/voice]

[voice icon=”https://www.tabigurashi.com/wp-content/uploads/2017/11/PAK86_meganewo1039_TP_V.jpg” name=”ソースネクストの人” type=”l”]操作は基本的にはタップで行います[/voice]

Pockettalk外観。対応言語は50言語。

操作そのものは基本的にはタップするだけなので簡単。

モニターはタッチパネルではなく、その下のボタンの部分で操作します。とはいえ、押した時の感触はすごく軽いので感覚的にはスマホをタップしている時の感覚に近いはず。

真ん中の戻る、矢印でスクロールとシンプルな構造なので、スマホに慣れてる人なら直感的に操作できるはず。

ポチッと起動すると、最初にずらずらっと表示されたのが言語リスト。今回は最初にベトナム語を起動しようとしたのだけど、見つけるのに結構少し苦労しました。これは50言語に対応しているためにリストがめちゃくちゃに長いせい

とはいえ一度起動した言語は、自動的にリストの上のほうに追加されので、2度目以降は言語の切り替えも楽かな。

翻訳機能はどうやって使うの?

お目当の言語を選ぶと、画面の左側に翻訳したい言葉を使う国の旗、右側に日本の旗が表示される形になる。

[voice icon=”https://www.tabigurashi.com/wp-content/uploads/2017/04/20170113215207-2.png” name=”ゆーと” type=”r”]ええと、訳す時にはどう使えばいいのかな?[/voice]

 

[voice icon=”https://www.tabigurashi.com/wp-content/uploads/2017/11/PAK86_meganewo1039_TP_V.jpg” name=”ソースネクストの人” type=”l”]相手が話す時には、左側をタップ。こちらの言葉を訳す時には右側をタップしてください♪[/voice]

画像ポケットトークの翻訳画面言語を選択したあとの画面。

実際に会話をしている時にPOCKETALKを使う場合は、この画面の状態から左側を押したあとに相手に話してもらい、自分の言葉を翻訳したい時は右側をタップしてからPOCKETALKに話かけるという感じで使います。

使いごこちは結構軽快。スマホのアプリだとスマホを立ち上げて、パスワードを入れてロックを解除してアプリを起動する、と結構手間がかかるけど、これならPOCKETALKをポケットから取り出しながら片手で操作して、即座に話せる状態に持っていけそう。

マイクは指向性が高く、うるさい場所でも結構しっかり音を拾ってくれた

マイクも結構高性能なものが使われているらしく、この日も会場はたくさんの会社の人が訪れていて結構うるさかったのに、ほとんど間違いなく音を拾ってくれていた。これは好印象。

どんな言葉が訳せるの?

[voice icon=”https://www.tabigurashi.com/wp-content/uploads/2017/04/20170113215207-2.png” name=”ゆーと” type=”r”]POCKETLKって何ヶ国語くらい訳せるんですか?[/voice]

[voice icon=”https://www.tabigurashi.com/wp-content/uploads/2017/11/PAK86_meganewo1039_TP_V.jpg” name=”ソースネクストの人” type=”l”]我が社のPOCKETALKは50ヶ国語に対応しています![/voice]

翻訳機と名乗るなら、いくつもの言語を翻訳していて欲しいもの。これまで発売された翻訳機はというと、英語だけのものが多かったのですが、POCKETALKはと言えば50ヶ国語に対応しています。

POCKETALK対応言語リスト

対応している言語は、超メジャーな英語や、北京語はもちろん。ズールー語やベトナム語あたりにも対応しているのは結構驚き。

しかも基本的に音声入力なので、タイピングする必要とかは一切なし、ボタンを押して音声入力で操作ができる。超簡単。

 

むちゃくちゃ軽くて、操作簡単で50ヶ国語が訳せる。確かにほんやくこんにゃくっぽいかもなー

POCKEYALKの翻訳の精度ってどうなの?

さて軽くて使いやすい翻訳機であるPOCKETALKだけど、翻訳機なのだから、ちゃんと訳してくれるかってのが一番気になるところ。いくら翻訳してくれるって言っても、相手に伝わらないと意味ないもんね。

今回、実際に試してみた率直な感想を言えば

 

Google翻訳の機能を

 

というのが実際のところでした。

POCKETALKはGoogle翻訳に近い?

短文はよくても、長文はどうか。

試しにPOCKETALKの宣伝文句である

[voice icon=”https://www.tabigurashi.com/wp-content/uploads/2017/04/20170113215207-2.png” name=”ゆーと” type=”r”]「世界50言語を手のひらに。音葉の壁をなくす双方向『通訳』デバイス」[/voice]

画像パンフレット文言POCKETALKパンフレット

という言葉を訳してみることに。これにPOCKETALKが返した言葉は

画像世界50言語、翻訳結果POCKETALKによる翻訳結果

Bidirectional interpreting device eliminating the language barrier of 50 language worldwide.

という結果。そしてGoogle翻訳では

画像翻訳結果GoogleGoogle翻訳での通訳結果

Bidirectional interpretation device that eliminates the language barrier of 50 languages worldwide.

となる結果になりました。

使ってる文法は違うけれど、単語のチョイスなんかはほぼ同じ。どちらも相手が聞けば内容は理解してもらえるレベルには仕上がっていると思います。

短い文章の精度は高い

この後もベトナム語など別の言葉を訳しましたが、結果としてはだいたいGoogle翻訳と近い結果が出ました。

Google翻訳に近いと行っても、これは別に使えないという意味ではなくて、単語とか、簡単な文章ならほぼ問題なく使えます。

実際、英語が通じないベトナム田舎旅の時には自分もスマホでGoogle翻訳をフル活用してきたので、Google翻訳のレベルで翻訳できれば、旅や日常会話では、翻訳のレベルは十分に実用レベルだなーってのは感じています。

POCKETALKはどうやって訳しているの?

[voice icon=”https://www.tabigurashi.com/wp-content/uploads/2017/11/PAK86_meganewo1039_TP_V.jpg” name=”ソースネクストの人” type=”l”]POCKETALKはクラウドに繋いで翻訳をするというシステムを使っています[/voice]

話を聞いてみると、このポケトークもやはりGoogle翻訳とかと同じようにネットに接続することで翻訳を取り出しているシステムを使っているのだとか。

だから翻訳自体もGoogle翻訳と同じか、少し短いくらいの時間はかかります。

とはいえ、このレベルの英語の長文でも音声入力して訳せてしまえるのはすごい。ソースネクストの人によれば

[voice icon=”https://www.tabigurashi.com/wp-content/uploads/2017/11/PAK86_meganewo1039_TP_V.jpg” name=”ソースネクストの人” type=”l”]しかも、クラウドは色々な人が使うごとに性能があがるので、どんどんいい翻訳ができるようになるんですよ♪[/voice]

ということなので、もっと複雑な文章でもバリバリ訳せるようになるらしい。

 

というわけでまとめるとGoogle翻訳と同じような精度の翻訳を、もっと手軽に使えるのがPOCKETALKの利点と言えそうです。

POCKETALK(ポケトーク)

POCKETALKは旅行者におすすめできるのか?

じゃあ、旅行者におすすめできそうか。となると、このネット接続をどうするか?って話になってくる。

ネットに接続して翻訳するのは、高い翻訳精度に貢献してはいるのだけど、その一歩でWifiでもデータ通信でも、とにかくネットに繋がってなければ音声での翻訳はできないってことでもあります。

だからネット回線が確保できないような国に行く人にとっては、POCKETALKは文鎮以上に役に立たないよね。軽すぎて。

フリーWifiでの使用はめんどくさい。テザリングかレンタルwifi必須か?

ただベトナムのWifi事情をまとめた記事でも書いていることですが、今はスマホ時代なので

[kanren postid=”15″]

東南アジア。タイやラオス、カンボジア、ベトナムのような国の結構など田舎でもWifiに繋がることは珍しくない。

ベトナムの少数民族が住む地域。データ通信は行え、Wifiがある家もあった

こーんな田舎でも使えるわけで、ネット接続を探すのはできるだろうなと思います。

 

ただ。毎回わざわざWifiで接続するならぶっちゃけスマホだけでいい。パスワード入れたりを何度もやるのは超めんどくさいし、スマホで一回入力して、Google翻訳を使ったほうがいいよね。

自分が思うにPOCKETALKのメリットはスマホのパスワードを解除して、翻訳アプリを起動して…なんて面倒臭いことをやらなくても、ポケットから取り出しながら起動して、即翻訳できるってことだと思うので、できれば自前でネットを確保しておきたい。

同梱のSIMはそこそこ優秀。目的地で選ぶべき

画像ポケトーク裏SIMを入れるスロットはあるが、他の国のSIMに対応しているかは不明とのこと。

スマをネットに繋げて、テザリングするとか、レンタルwifiを用意するとか手段はあるけど、一番の本命はSimを直接入れての接続だと思う。

実際、POCKETALKは裏に同梱または別売りのSIMを入れることができる。

ただ現地で売られているSIMは動作保証はされないということなので、実質的には公式販売のSIM限定ということらしい。

タイ北部の山奥にある中国系移民の落人の村バンラクタイ。現地のSIMではこの山奥の町でも4Gが使えた

同梱されるグローバルSIMは、本体価格に5000円追加で買えて、2年間の使い放題だということなのでSIM自体はなかなかお得感はあり。

英語圏ではほぼ使えるし、対象国になっているヨーロッパの国や、アジアではタイやミャンマー。南米のチリやロシア語圏のロシアやキルギスなんかに行く人なら旅行者でもかなり使い勝手はいいはず。なので自分の行きたい国が対象国のリストに乗っているか、確認しておいたほうがいい。

 

ただ問題は価格。SIMカード付きだと定価は29,800円にもなるので、予算に限りがあって、もしSIMフリーのスマホを持っていないという人なら、正直言ってSIMフリーのスマホを優先すべきだと思う。ただSIMフリーのスマホを持っていて、現地でSIMを確保できるとか、レンタルWIfiを借りて行くとか言う人で言葉に不安がある人ならば便利のはず。

またソースネクストのお姉さんによれば

[voice icon=”https://www.tabigurashi.com/wp-content/uploads/2017/11/PAK86_meganewo1039_TP_V.jpg” name=”ソースネクストの人” type=”l”]使った翻訳は記憶できるんです![/voice]

とのことなので、ドイツとかフランスなどの非英語圏のヨーロッパに長期のワーホリに行くとかいう場合には、勉強目的で持っていくのもありだ。会話に使った翻訳のリストは後で、見返してまとめていけば自分だけの会話練習帳ができる。

ただアプリのGoogle翻訳でも似たことはできるので、使い勝手という点を考えて選ぶべきだろう。

POCKETALKはむしろ国内で使うのがいい?

旅行者よりもむしろPOCKETALKを使うメリットがありそうだなと感じるのは、国内で日本を訪れる旅行者を相手にサービスをしている人。いわゆるインバンド向けのお商売をしている人です。

2020年のオリンピックに向けて観光業を推進していることもあり、国内のどこに行っても外国人観光客を見かける機会というのは増えています。ただ外国人なら誰でも英語ができる、なんてのは大間違い。予想以上に英語を話せない、知らない人っていうのは多いということを知っている人も多いと思います。

お客さんの前ではスマホを出せない?

でもお客さんの前では、スマホでGoogle翻訳ってのは…ちょっとやりにくいですよね。客商売ってのもありますが、スマホのパスワードを解除して、翻訳アプリを立ち上げてってのはちょっとめんどくさいですしね。

その点、翻訳機能だけに絞った機械なら、お客さんの前で使っても許されるんじゃないかと感じるところがあります。

同じような翻訳機としてはスティック型の翻訳機である「Ili」なんかもあるけど、こちらは使える言語が英語と韓国語と中国語だけなので、その点は対応できる言葉が多いPOCKETALKにアドバンテージがありそう。

スマホはお客さんの前には出せなくても、翻訳機なら出しやすい?

学習機能は後でよく使う文言の文言をまとめておいて、社内でフレーズを共有するなんて使いかたもできる。

外国人のお客さんが多く、英語が喋れるスタッフをおけても必ずしも全員に対応できるわけじゃない。でも他の言語スタッフを置く余裕はない、という場合にはかなり使い勝手は良いのではないんじゃないだろうか。

まとめ

POCKETALKはスマホのGoogle翻訳から翻訳機能だけを抜き出して、圧倒的に動作を早くしたもの。実際に使った感想を率直にまとめてみると、そんな感じです。

だから、今Google翻訳を使っている人で「買い換えたら圧倒的な翻訳性能になった!!」

というところを期待すると、今の時点では肩透かしを食らうかも。(パワーアップしているらしいので、将来に期待!)

ただ、起動が早いというのは、それだけでメリットだ。ベトナム旅の時、Google翻訳を使っていて、パスワードを入れて起動して、アプリの起動を待って…なんてやっている間にイライラしたってことも結構ある。ささっと出して、ささっと翻訳できるのはありがたい。

問題はやはり価格。SIMカードは同梱のものなら、SIMカード無しより5000円ほど高いだけで2年間使い放題なのでコスパは高いと感じるが、本体を考えると24,800円で軽いスマホ並み。予算に限りがある人で、SIMフリーのスマホを持っていないという人なら、まずはそちらを買うほうがいいと思うのが事実だ。

ただ価格を無視できるなら、使い勝手はいい。

特にタイやインドなどに頻繁に行く人、英語圏やヨーロッパの国などへ長期でワーホリに行く人インバンド向けの商売をされている人などは一度購入を損はないかも?

POCKETALK(ポケトーク)を公式サイトでチェック