タイ

海外で腹痛になったらどうすればいい?タイで病院に無料で行けた時の話

今度の行く海外旅行。お腹とか壊したらどうしたらいいんだろう?って不安に思っている人も多いかもしれません。

言葉の通じない海外、どんな治療を受けられて、しかもいくら料金を請求されるかわからない!となれば不安になるのも当然です。

実際、どんなに体は丈夫だって思っていても、お腹を壊す時は壊します。

いつも現地の人に混じってご飯を食べて問題なく、アウトドア食にも慣れているため胃腸には自信があった自分。そんな自分でも久しぶりに訪れたバンコクであっさりとお腹を壊してしまいました。

海外で体調不良になると、体だけでなく心も弱ります。あの時の不安感ときたら、思い出すだけでまたお腹が痛くなってしまいそうなくらい…。

ただ今回、通訳付きで診察を受け、血液検査や点滴といったちゃんとした治療を無料で受けることができたために、その不安も症状も随分とよくなりました。では自分はどうやって治療を受けたのか、流れを紹介してみようと思います。

海外の病院で無料で治療を受ける方法

今回自分が海外の病院で無料で診察を受けることができたのは、海外旅行保険のキャッシュレス診療という制度を使ったからでした。

体調が悪くなった時に、カード会社に電話。自分が宿泊しているエリアの周辺で病院を探してもらって、受診するという流れ。治療費は保険会社から直接病院に支払われるので、病院でお金を支払うことはありません。

病院へは自分で行かなければ行けないので、そこは多少手間と費用がかかりますが、自分の場合はかなりの近場だったのでタクシー代も片道100円いかないくらい。保険自体がクレジットカードに無料で付いてきた物なので、自分の負担は0で病院に行けちゃったということになります。

クレジットカードの海外旅行保険と行っても、すべてのクレジットカードに海外旅行保険が付いているわけではないですし、すべてのカードでキャシュレス診療が使えるわけでもありません。実際に使えるカードを選ぶ必要があります。

年会費無料のカードでも、エポスカードなどはキャッシュレス診療が使えて便利ですし、楽天カードも条件を満たさないと行けないながらも、きちっと海外旅行保険が付いています。

保険付きのカードを持っていないなら、まずはこのあたりを検討してみるとよさそうです。

タイで腹痛になって病院に行った時の話

刺すような腹痛に襲われてたまらず飛び起きたのは深夜のこと。強い吐き気までも感じ、慌ててトイレに駆け込みました。下痢をしたかと思えば吐き、吐いたかと思えばまた座り直す。便座から離れられないような状態、もう完全に食中毒のような症状です。

少し落ち着いたかと思って横に慣れば、またすぐに腹が痛くて飛び起きる。こうなるともうまともに寝ることはできません。汚い話、コントロールがうまく行かないので、下手すれば漏れそうになるし、吐きそうになる。

「一体何食ったのが行けなかったんだ」

頭に浮かぶそんな疑問も答えは出ません。その日食べたものと言えば、日本のラーメンにカップヌードルなど暖かい麺類が中心で、お腹を壊しそうなものはなかったように思います。それでも体調を崩しているという点だけははっきりしていて、結局一睡もできないまま朝を迎えることになったんです。

まずは保険会社に電話

「そろそろ病院に行ったほうがいいな」

そんな考えが頭に浮かんだのは、明け方近くになってからでした。その前の日にドミトリーで一緒になった別の旅人からカードに保険で病院に行った話を聞いていて、ふとそれを思い出したんですね。

調べるとキャッシュレス診療を受けるには、まずはカード会社に電話して、対応している病院を探してもらわないといけません。なのでまずは契約しているカード会社の緊急医療受付番号に電話します。

電話口で聞かれたのは自分の名前やカード番号、電話番号などの登録情報。そして出国日などの情報です。特にカードの保険の場合、出国日から3ヶ月までしか保険が降りないので、パスポートに押してある出国日のスタンプなど確認できるものが必要になるみたい。この点は注意が必要ですね。

情報を教えると、提携病院を確認します、とのことでしばらく待機。30分ほどすると保険会社から1キロほど行ったところの病院で対応できるので、パスポートを持って病院に行ってください、との折り返しあり。

ただ病院には自力で行って欲しいとのことなので、Grabでタクシーを手配して病院へ。と言っても1キロほどしか離れていないところなので、料金は対してかかりませんでした。

  • キャッシュレス診療を受けるには、保険会社にまずは電話をかける
  • 保険が付いているクレジットカード、パスポートは手元においておく
  • パスポートに出国日のスタンプが必要
  • 折り返しの電話を受けられる電話番号が必要(ホテルの電話などでもいい)
  • 病院には自力で行く必要がある

ただ後で気づいたことですが、緊急医療番号は24時間対応で、国によっては24時間対応できる病院もあるはず。体調が悪くなったらまず電話してみるほうが良さそうですね。

日本語対応可の提携病院へ

保険会社が手配してくれたのは、サミティヴェートスクムウィット病院。バンコクでも日本人が多いエリアとして知られていて、自分が今回宿泊したエリアでもあったプロンポンエリアにある総合病院でした。

そのため患者として訪れる日本人も多いらしく、あちこちで日本語表記が目立ちます。今回は初回で保険利用なので、病院の中心にある日本人相談窓口へ。

日本人相談窓口では日本語が話せるタイ人が対応してくれた

自分に対応してくれたのは日本語を話せる人でしたが、声を聞いていると何人かは日本人スタッフもいるようです。ここでの手続きは名前や住所、病歴などの問診票に記入して、パスポートのコピーをとってもらったら終わり。

5分もしないうちに手続きは終了。病状から消化器科の診察となるということで、書類を受け取ってフロアの違う消化器科のオフィスへ。

保険を使っているということで、もっと手間取ったり色々質問されるかと思いましたが、話が通っている上に慣れているのか、予想以上にスムーズな対応です。

  • 自分が話せる言語が使える提携病院を紹介してもらえる
  • 日本語対応可能な病院もある
  • 提携病院は都会に集中している
  • 近く提携病院がない場合はキャッシュレス診療が受けられない

通訳付きで診察、言葉の心配なし

診察室に入ってさらに驚いたのが個別に通訳の方がついてくれたこと。診てくれた先生自体は全く日本語を話せない人だったのですが、かなり流暢に日本語を話すプロの通訳の方が横についてくれるため、安心して診察を受けることができました。

結果的には、おそらく食あたりだが念の為血液検査をしておきましょうということで部屋を移動。

点滴と採血が済むと、血液検査をしている間は部屋を使っていい、と言ってもらい。1時間ほど寝させてもらうことに。前日寝れなくて、体力が落ちている中、待合室に座って待たされるのではなくて個室で休ませてもらえるという対応には助かりました。

1時間ほどして、血液検査の結果は良好。他の重い病気の心配はなく、やはり食あたりである可能性が高いと言うことで、抗生物質などを処方されることがきまります。

薬をもらいに行く、と言ってもタイは日本のように院外の薬局で薬を買うというようなややこしいシステムじゃなく、医師に処方箋をもらったら、そのまま院内で薬を出してもらえるシステムのようで、移動の心配はいりませんでした。

処方箋を持って階下に行き、薬を受け取ったら診察は終了。予想以上にスムーズに診察を受けることができました。

  • 薬は院内で受け取ることができる
  • 薬代も保険で対応してもらえる

費用はどのくらいかかった?

さて今回、点滴と血液検査、薬代で一体いくらかかったのでしょう。

ただ受け取った領収書には実際にかかった費用が表示されていて、その合計は

7600バーツ…高っ!

日本円で計算すると、だいたい2万6千円くらいかかっているってことになります。これは健康保険があって自己負担額が3割で済む日本にいる時と違い、外国にいる場合は100%自己負担になるため。

内訳を診てみると、薬代が4100バーツほどでもっとも高く、医師に支払う金額が1500バーツ、血液検査代が1200ーツでそれに続きます。

ちなみに自分が定宿にしてて、今回泊まっていた宿の一泊は200バーツ(700円)くらいです。

ただ今回は自分はキャッシュレス診療というシステムを利用して診察を受けました。そのため今回の自己負担は0円。後から請求するタイプでもないので、建て替え払いすらありません。

今回自分で支払ったものはと言えば、宿と病院の行き帰りのタクシー、バイクタクシー代くらいのもの。行き帰り合計しても200円いくか行かないか、くらいのもので済ますことができたんですね。

  • 外国人は医療費10割負担の国が多い
  • 簡単な検査でも医療費は万を超える
  • 海外旅行保険を使ったため自己負担額は0

まとめ

もともとローカルの店で多く食べ、飲む自分。体は丈夫。体調を崩すことなんて滅多にないと思っていた自分でしたが、お腹を壊す時にはあっさりと体調を崩してしまいました。

タイでもベトナムでもラオスでも、発展途上の国に行けば衛生状態は日本では考えられないほど悪いです。地元の人でもスプーンなどの食器は使う前に持参したティッシュなどで拭く、お盆などにも箸を触れないように使っているレベル。飲み物に入っている氷が原因でお腹を壊すことすらあります。

自分も今回、強い腹痛と吐き気などに襲われましたが、ぶっちゃけ何が本当に原因だかわかりません。どれも怪しく見えるし、どれも大丈夫だったように思える。ほんとにちょっとしたことで体調不良になってしまうことはどうしてもありえるんですね。

ただ今回、出発前にあらかじめ海外旅行保険付きのクレジットカードを作っていたことで、随分助けになりました。特に今回自己負担なし、建て替えなしのキャッシュレス診療というものを使って病院に行くことができたので、かなり気分的に楽です。実際に領収書をみると2万を超える費用がかかっていたわけで、その費用を心配することなしに病院に行けたのは本当にありがたい。

もちろんキャッシュレス診療が使えるのは都市部がほとんどだったり、パスポートに出国日のスタンプが押されていなくてはいけないなど、注意しなくてはいけない点もいくつかあります。ただ海外旅行保険はうまく使えば相当にメリットは大きいもの。そう思わせてくれる経験になりました。

海外で無料で病院に行く方法まとめ
  1. 海外旅行保険が付いたクレジットカードを選ぶ
  2. 出国日が証明できる書類を用意する
  3. 体調が悪くなったら保険会社に電話、病院を紹介してもらう
  • キャッシュレス診療はどこでも受けられるわけではない(提携病院がない場合はあとで請求)
  • 出国日が証明できないとキャッシュレス診療は受けられない
  • 病院には自力で行く必要がある

クレジットカードの海外旅行保険と行っても、すべてのクレジットカードに海外旅行保険が付いているわけでもないですし、全ての海外旅行保険でキャッシュレス診療ができるわけでもないので、優秀なカードを選ぶ必要があります

自分は現在、メインカードとして使っている楽天プレミアムカードの保険を使いましたが、年会費無料のエポスカードや通常の楽天カードでも条件はあるながら優秀な海外旅行保険が付いています。

保険付きのカードを持っていないなら、まずは年会費無料のカードから試してみるのがよさそうです。