ベトナムに長く滞在していた時、一つ思ったことがあります。
アジアを旅している時、僕はとにかく荷物を減らすミニマル旅です。そんな自分がなぜわざわざ荷物を増やそう、と考えたのか?それはこの国が
- 現金社会で現金の使用は必須
という国でありながら、その通貨であるドンは
- やたら桁数が多くお金が管理しづらい
という問題のあるお金だったから
窃盗が多いベトナムでは、大きいお札はなるべく人前で出したくないけれど、とにかくお札の額が大きいから計算はめんどくさい。
その解決策として思いついたのが財布の二つもち。一つは低額紙幣を入れておく普段使い用の財布として、そしてもう一つは高額紙幣を入れておく財布として分ける方法です。
そんな時に出会ったのが、今回自分が買ってみたマネークリップThe Ridge。
実際に使って見ると
- お札の管理がしやすい
- セキュリティ面も安心
- コンパクトでスマート(カッコイイ!)
とベトナムだけじゃなく、国内旅行や他の国に出かける時にもオススメできそうなものだったんですね。
ということでこの記事では、自分が買ってよかったマネークリップThe Ridgeのオススメポイントについてお話して行きます。
ゆーとの総合評価 |
使いやすさ |
安心度 |
かっこよさ |
Contents
The Ridgeってどんなの?
さて、今回僕がチョイスしたのは今回僕がチョイスしたのはアルミ製の色がガンメタルのマネークリップタイプ。外観はこんな感じです。

クレジットカードを複数挟むことができるカード入れと、現金を直接挟むことができるマネークリップ(もしくはゴムバンド)というシンプルな作り。
小銭を入れることはできませんが、その分薄く小さくなっていて、サイズ的にもスマホ以下。ポケットの中でもかさばりません。
マネークリップって何?

the ridgeを買う前の僕のように
って思っている人のために説明しておくと、マネークリップっていうのは、この下の写真のようにお札をクリップ部分に挟んで使うタイプの財布です。

日本もまだまだ現金社会だからあまり馴染みがありませんが、アメリカやカナダのようなカード文化の国だと現金を持ち歩いたり、小銭を持ち歩く必要はありません。
必要なのは支払いをするためのカードと、手早くテーブルに置いてくる時に必要なお札だけ。
それをスマートの扱うためのものがマネークリップなんですね。
実際に使ってみるとお札やカード、そして小銭までもが入る普通の財布に比べ、薄くて小さくて済むマネークリップはポケットに入れていても全然気にならない。これがマネークリップの利点なんですね。
The RIDGEの使い方
the RIDGEもそんなマネークリップの一つ。
マネークリップなので入れられるのは、お札とクレジットカードだけ。小銭入れはありません。

プレートとプレートの間にカードを滑り込ませるような感じでカードを入れて

裏にお札を入れます。

もちろん。外国のお金じゃなくて日本円だっていい感じに入ります。

それでいて、スマホより小さいという触れ込み通り全体が超コンパクトです。上はもう随分長く使ってるiphoneSEなんですが、このコンパクトなスマホよりさらに小さいです。
ちなみにカードは最大8枚くらいまで入りますが、あまり入れすぎるとパンパンになってかっこ悪い。だいたい3枚くらいまでが無難でしょう。
The RIDGEを買って何が良かった?
the RIDGEを旅用の財布として実際に使ってみてよかったな〜って思ったとこをまとめると
- お札の管理がしやすくなった
- セキュリティ面も安心感が増えた
- カッコイイ!
こんなところかなって思います。
the RIDGEのメリットその1:お札の管理がしやすくなった
最大の利点はお札の管理がしやすくなったことです。
例えばベトナムでは、ホテルに一泊で100万とかいう単位のお金を使ったり、ラーメン食べて8万とか…そういう大きな単位のお金を使います。
しかもよくわかっていないから、大きなお札で支払おうとしたら、支払いを拒否されたり、お釣りをごまかされるなんてこともしょっちゅう…。できればわかりやすくしたいとこなんですよね。
なので、財布を分けて小額紙幣とメインカードはthe RIDGEへ、高額紙幣とサブカードは別の財布に入れることにしました。

普段のローカルのお店で支払う時とかは、the RIDGEだけ出してさっと払い、高額紙幣が入った財布を取り出すのは、ホテルなどの信頼が置ける場所だけにする。
the RIDGEのメリットその2;セキュリティ面で安心
次にサキュリティ面での安全性が高まりました。
一つは財布を小額紙幣と高額紙幣を分けたことで、高額紙幣を人前に出さなくてよくなったこと。ベトナムでは泥棒は食堂などで獲物を物色しているといいますが、
the RIDGEの場合、マネークリップなのでお金はむき出しになってるってところはあるけれど、小額紙幣だけなら余計な注意は引かずにすみます。

the RIDGEの場合は、もう一つセキュリティ面で安心な機能があります。それがスキミングの防止機能です。
スキミングというのは、クレジットカードの情報を不正に読み取られてクレジットカードを勝手に使われたりすること。
自分は幸いなことにいままで被害にあったことはありませんが、旅人の中にはスキミングの被害を受けて70万以上失ったなんて人も。
そのスキミングの手口の一つに、スキマーという無線でカードから情報を抜くなんてものがありますが、the RIDGEはクレジットカードを入れるところにある前後のアルミ版がスキミングを防止してくれます。
ベトナムでもクレジットカードは必需品です。安全に持ち運べるのは嬉しいですよね。
the RIDGEのメリットその3:カッコイイ
第3のメリットはかっこよさ。それはメリットというか主観である。
まぁ、でも個人的にはかなりかっこいいと思う。

phoneとthe RIDGEを並べてみた。

どやーん。Macと並べてみた。これでバンコクのスタバとか行ったら超ドヤれそう。そして見てない隙に超持ってかれそう。
まぁ、自分はこういうカラーのものが好きってだけかも知れないですが、それでもやっぱりカッコイイ。
自分は物はたくさんいらないけど、やっぱり物の見た目っていうのも大事な要素だなとは思っています。他人に見せるため、とかじゃなくて自分の気持ちを満たしてくれるって意味で。まぁ、自己満足でしかありませんが、重要なことだと思うんですよね。

その点、the RIDGEは外箱とか説明書まで凝ってて、買った人の所有欲を刺激したろー感が満々に出てます。Iphoneとか使ってて好きな人は多分かなり気にいるはず。オススメ!
[voice icon=”https://www.tabigurashi.com/wp-content/uploads/2017/12/1130_egao.png” name=”ゆーと” type=”r”]やっぱ気に入ったものって大事にしますからね、見た目も大事![/voice]
the RIDGEのここが使いにくい!
と行ってもこのthe RIDGEも完璧じゃありません。ここがちょっと残念だなって思うところや、人によっては使いにくいなぁ…と思いそうなとこもあります。そこにも触れていきますね
クレジットカードが取り出しづらい
まず、一番気になるのはクレジットカードが取り出しにくいと感じることがあること。

the RIDGEの場合、カードを取り出す時には左上の窪みからカードを押し出すような感じで使います。
これね。カードが少ない時はいいんです。ただこれthe RIDGEが二枚のアルミ版を三箇所のゴミバンドでぎゅっと締め付けるって構造になってるので

複数枚のカードが入っている時に、狙ったカードだけ取り出すのって結構至難の技。
デートとかで持ち出して、マネークリップでカードをスマートに取り出そうとしたら逆にもたついた。となればな逆にかっこ悪いので、ちょっとはじめに練習しておいた方がいいかも。
ただ、入れるカードの数を3、4枚まてにしておけばそれほど戸惑わないし、しっかり挟まってるのでカードがすり抜けて紛失したりすることはありえないので、その点はむしろ安心かも。
カード最大12枚収容可能?いれないだろ!?
このthe RIDGE最大でなんと12枚のカードが入ります。

もうね。
ってなります。
いや、カード入れれるのはいいんですよ?でも12枚もカード入れちゃうと本体がパツンパツンで、軽く文庫本くらいの厚さになっってしまう。
まぁこれはデメリットというより、無駄機能といったとこでしょうか。
小銭入れがない?
僕の用途では小銭入れがないのはメリットですが、財布に小銭入れがないってのはマイナスになる人もいると思います。
アジアで見てもラオスやベトナムあたりに行く時はいいものの、タイとかマレーシア、シンガポールあたりに行く場合はやっぱり小銭入れはあったほうが便利。
なのでこの辺りの国に頻繁に行くって人で、現金払いの方が好みって人なら、
旅行用財布アブラサスのほうがいいかなって思ってます。
あんまりスマート感はないけど、蓋が大きめでお金を取り出している時に、周りに見えないようになる形。The RIdgeとは方向性が違いますね。
ちょっと高い!?
このthe RIDGE、Amazonの販売価格でも15000円くらい(執筆時。最新価格はここ)とマネークリップとしてはちょっとお高め。
個人的には性能を考えればいいかなっと思うのだけど、価格が気になる人もいそうです。
マネークリップを選ぶなら、上であげたSTORUSとか、the RIDGEでもポリカーネイト版とかのがお手頃と言えるかも知れません。

ただまぁ個人的にはThe Ridgeが好み、
[voice icon=”https://www.tabigurashi.com/wp-content/uploads/2017/12/旅ネズミ顔アイコン.png” name=”旅ねずみ” type=”r”]このあたりは完全に好みの問題でしかないよね[/voice]
日本では使える?
ただ当然、今回オススメしているのは日常で使うもの。当然日本に帰ってからも使うわけなので、日本での使い勝手が気になるところです。
こればっかりは自分がどの程度カード化をすすめているか、によるかも知れません。
カードが使える範囲も広がってきてるので、大きな都市に住んでいるならカードだけで過ごせる場合も多いでしょう。ただまだまだ田舎ではカードが使えないことも多いですし、自販機なんかで現金を使いたいこともあります。
小銭を頻繁に使うし、財布は一つがいいという場合は、やはりさきほど紹介したアプサラスのほうがよさそう。
自分の場合、日本にいる間はThe Ridgeをメインで使っていますが、田舎に住んでいるために小さな小銭入れも持って行っています。
ただ都会に住んでいる人ならかなりキャッシュレス化できている人も多いでしょう。そういう人はThe Ridge一つですみそうです。
まとめ
海外を旅している時は財布を分ける。これは長期のアジア旅の中で身についたスタイルです。今回そのために僕が選択したのはthe RIDGEでした。
正直、見た目だけで買った部分が大きかったのですが、実際使ってみると想像以上に使い勝手がよくて感動しました。完璧ではないですが、荷物をコンパクトにできた上、安全性も高まったと思っています。
東南アジアなの安全性に不安のある国では、the RIDGEをメインにしてよく使うカードと小額紙幣を、サブの財布に高額紙幣と予備のクレジットカードをしまうような形で、英語圏のようにほとんど現金を持ち歩く必要がない国などは、それこそthe RIDGEだけで済ませちゃうような感じで使ってます。
ただ小銭を扱う国でクレジットカードだけでは安心できないって国ももちろんあるので、旅用の財布として一個だけ買うっていうのならさっき紹介したアブラサスのほうがオススメできるかも知れないなぁ、とも思います。
僕はかなり満足言っているんですけどね。
[voice icon=”https://www.tabigurashi.com/wp-content/uploads/2017/12/1130_egao.png” name=”ゆーと” type=”r”]というわけで、僕のthe RIDGEの総合オススメ度は
- マネークリップに興味があって、見た目が気に入った人
- クレジットカードを普段よく使う人
- 海外旅行に頻繁に行く人
には特にオススメだよ!
[/voice]