ベトナムはビザ無しで入国できるので、二週間程度までの旅行の場合普通はビザを取る必要はありません。
でもベトナムは一度の入国では15日まで滞在できないこと、一度国境を出てしまうと30日開けなければビザ無しでの入国はできないというルールがある国。
なのでベトナムに入国、カンボジアに行ってアンコールワット。再びベトナムに戻って帰国。
なんてことはビザ無しではできないんですよね。
でも大丈夫、今の所2021年までの限定という形ではありますが、オンラインで取得できるEvisaであれば結構スムーズにいけるかもしれません。
自分も今回、ミャンマーのバガンに滞在中にネットビザの申請をしてみました。旅しながらでもベトナムの1ヶ月ビザが取れるネットビザの取り方に付いてまとめていきますね。
Contents
ベトナムのネットビザってどんななの?
ベトナムのネットビザは、スマホとパスポートとクレジットカードさえあればどこででもオンラインで取ることができます。
ベトナムの観光ビザは各国のベトナム大使館でも取れますが、ネットビザの場合パスポートの写真だけで申請できるのでパスポートを預ける必要もありません。

ネット回線があれば移動しながらでだって取れるので、大使館のある町に滞在するのが面倒という場合でもベトナムのビザをとることができます。
ビザは1ヶ月のみで、申請料は25ドル。審査には3日営業日、平日に丸3日必要です。
自分の場合は金曜日に申請し、翌週の木曜にビザが発給されたのでベトナムに行く予定がある人は早めに早めに申請しておいたほうがよさそうですね。
ベトナムのビザはどこで取れる?
ベトナムのネットビザはこちらのサイトから申請します。
Evisa、ネットビザなどで調べると結構いろんなサイトが引っかかるんですが、多くは弁護士とかのサイト。弁護士を通せば少し安くビザを申請できるという話もあって色々なサイトが出てくるんですが、中にはカード情報を盗むためにやってるサイトもあると聞きます。
在ベトナム日本大使館がリンクしているのはここだけなので、ちょっと値段はかさんでも正規の手段をとったほうがよさそうですね。
E-visaの申請サイトには英語はありますが、日本語はありません。とは言え落ち着いてやれば難しいものでもないので、簡単に説明していきますね。(*ここで解説してるのはあくまで自分の経験から書いているものです。公式な情報ではないので参考程度にしてくださいね)
ベトナムネットビザ申請ってどうしたらいい?簡単な流れのまとめ
パスポート とクレジットカードを用意したら、早速申請に移ります。
サイトを開くと、まず見えるのがこの画面。

右上でベトナム語を英語に切り替えられるので、切り替えたら左の方にあるE-Visaの項目を選びます。

次のページではビザタイプを選びます。普通にベトナムを旅行したい人なら一番左のForeignerを選びます。

ざっとしたネットビザ取得のための流れが表示されます。
簡単に翻訳すると
- 必要事項を記入する
- Eビザ取得費用25ドルを支払う。3営業日でビザ発給。
- レジストレーションコードとメールアドレスで状況を確認。ビザが発給されたらプリントアウト
という感じですね。よければConfirmのところにチェックをいれて次へ。

まず上げなければいけないのが、自分の写真(①)とパスポート (②)の写真。
どちらもスマホで撮影したもので十分ですが、①の自分の写真はメガネなしで撮影する必要があるみたい。

- 3、フルネーム
- 4、誕生日(日付、月、年の順)
- 5、国籍(日本を選ぶ)
- 6、日本の住所(海外に在住の場合はその住所)
- 7、パスポートナンバー
- 8、パスポート の期限(6ヶ月以上)の残り日数が必要
- 9、ベトナムの住所、ホテルの住所でOK
続いて、名前とか住所ですね。入力間違いさえしなければ大丈夫。
9番の滞在先は最初の日に宿泊するホテルの住所でも書いておけばまず問題なさそう。ちなみに全てローマ字か英語で入力してください。

- 10、性別
- 11、生まれた国(必須ではない)
- 12、職業(必須ではない)
- 13、メールアドレス、あとで照会する時に必要になるので、有効なもの
- 14、パスポートの種類。通常はOrdinary PassportのままでOK
- 15、ベトナムへの入国日
- 16、滞在目的、Tourism(観光)でOK
- 17、滞在予定の都市。ホテルの住所のある都市

- 18、推薦状などがあるか。通常は必要なし
- 19、14歳以下の子供がいる場合のみ写真等を追加。通常は必要なし
- 20、以下は必須情報
- 21、入国、出国予定日(15でいれた内容から自動で入力されるが、ずれていることがあるので念の為確認)
- 22、入国予定地
- 23、出国予定地
- 24、上に見える数字を入力する
上記の情報を入れると、確認画面が表示され、それを進めるとさらに下記のようなデータが出ます。

それと同時にビザ申請を受け付けたというメールがくるので、今度からこちらからビザ料金の支払いを行っていくことになります。
Vietnam Immigration Departmentからきているメールを開き、

矢印をクリック。

すると表示されるページに、送られてきたメールに記載されているRegistration Code、メールアドレス、誕生日などを入力すると、現在の申請状況が表示されます。
そこをクリックするとビザ料金の支払いページにいけるので、あとはクレジットカード情報を入力して支払ってください。
ビザの申請費用は25ドル。支払いが終わった時点で正式にビザの審査が始まるようなので、料金の支払いは忘れずにしておいてくださいね。
ビザ申請完了したら、あとは待つだけ
申請が完了し、料金も支払ったらあとは待つだけ。
ビザ申請サイトに3日営業日と書いていますが、通算で三日分の時間とかいうことではなく丸々平日3日必要になるので、申請のタイミングには気をつけたいところ。
自分の場合は金曜日の昼頃にビザを申請し、実際にビザが降りていることが確認できたのは翌週の木曜日でした。
ビザの申請状況は、先ほど料金を支払った時と同じ手順で情報を入力するとビザの状態が確認できます。
Application statusがIn ProcessからGranted Visaになるとビザが降りたということになるので、表示されるPrint Visaからビザを印刷して空港や陸路で提示することになります。
この状況だと、ビザはどうなる?よくある質問抜粋
さてネットビザを申請しようと思うけど、日付がまだはっきりしないとかそういう人もいるでしょう。
ビザ申請のサイトでそうしたFAQがまとめてあったので、抜粋して大事そうなところだけまとめておきますね。
- ネットビザの期間より長く滞在したい場合はどうしたらいい?→ベトナム国内の個人や団体などから保証を受けた上で、個別にビザの申請が可能です。
- ビザが降りなかった場合、申請料は払い戻しされるの?→されません。(情報の入力は間違いなく行ってください)
- ベトナムへはどこから出入国ができますか?→ネットビザの所持者は国内33箇所の出入国管理所で出入国が可能です。
- ネットビザではビザ申請時に入力した日付でないと入国できませんか?→申請時に入力した日付(15)以降であれば入国は可能です。
- 申請した日時よりも早く入国したいのですが…→申請時に入力した日時の範囲内でなければ入国はできません。早めに入国したい場合は新たにビザを申請しなおしてください。
まとめ
現状は2021年までの期限付きながら許可されているベトナムのネットビザは、大使館などにパスポートを預けなくてもベトナムの30日ビザが取れる便利な制度です。
移動しながらでもベトナムのビザが取れるので、ベトナムにきたらもう少しながく滞在したい。陸路で何日が後にベトナムに行くけどビザを撮りたい、という場合でも便利に使えそうですね。