ベトナム語を上達するにはベトナムの人に習うのが一番!!
どんな言語でもその言葉を母国語とする人と話すのは非常に勉強になるものです。自分ではわからない微妙なニュアンス、教科書でない言葉の使い方、こうしたものを実際に会話の中で身につけることができるからです。
でもベトナムの人にベトナム語を教わったり、仲良くなろうとすればそれなりのベトナム語力が必要だろうな、と二の足を踏んでしまうんじゃないでしょうか。
でも大丈夫、ベトナム語がまだあまりわからなくても、教えてくれる人を探せて、仲良くなれるアプリはあります。
今回は言語を習う時にお役立ちのアプリ、言語交換アプリ「Hello Talk」を紹介します。
Contents
「Hello Talk」とは?
Hello Talkは言語交換という内容に特化したアプリです。
言語交換とは英語のLanguage Exchangeを訳したもので、それぞれ習いたい言葉を母国語、または同じくらいのレベルで話せる人同士が、お互いの言語を教えあうことです。
今回の場合であれば、日本語を喋りたいベトナム人を探して、ベトナム語を教えてもらうんですね。
しかしこの言語交換、お互いに利益があるもののため、習いたい人の数が噛み合わないとなかなかうまく行きません。特に英語だと習いたい日本人は多いのに、日本語を習いたい英語ネイティブは少ないので、パートナーを見つけるのにはかなりの運がいるんですね。
しかしベトナム語を学ぶ人にとってありがたいことに、ベトナム国内では日本語を習う人が増加していて、小学校や中学校でも第二言語に指定されていたりするほど。そのためベトナム語を教えてくれるパートナーはほんとにバンバン見つかります。
これって最強ですよね?
HelloTalkを使った勉強方法
Hello Talkをベトナム語の勉強に生かそうとする時には
まずある程度日本語を喋れるベトナムの人を探して
- チャットでのやりとりし、文章を修正してもらう
- ボイスメールでのやりとりし、発音を修正してもらう
- 電話でのやりとりし、実際に話す練習をする
といった感じで勉強していくのがいいでしょう。
相手があまりに初心者が相手だと、ベトナム語でしかコミュニケーションが取れないため、お互いの勉強にならないですし、やりとりが要領を得ないから。
まずは大学生など中・上級者レベルで日本語を話せる人を探して、色々教えてもらっていきましょう。
では導入から、実際の僕が行なっている使い方まで、解説して行きましょう。
HelloTalkの導入方法

まずはAppleストア、アンドロイド用ならGoogle Playからアプリをダウンロードします。
ちなみに一緒に映っているDuolingoも、ベトナム語だけじゃなくて、英語学習などにも使える優秀な語学学習アプリなので、こちらもオススメ。
アカウントを作る
さてアプリをダウンロードしたら、使うためにはまずは会員登録をしなくちゃ行けません。

まず入力するのはメアドと、使いたいパスワード。一番上の項目に普段使っているメアドを入れたら、パスパードを自分の好きなように入力します。
名前や、住所、性別などは検索された時に表示される情報になるので、名前は本名じゃなくて表示されて困らないものに。ただ後から変更するのは難しいので、誕生日や性別などは自分の自信のものにしておいたほうが、あとあとのためにはいいはず。
学ぶ言語を設定する
次にどこの国出身で、何語が母国語か、つまりは自分が何語を教えられるか、何語を教わりたいか、を設定します。

ここでは出身を日本、母語を日本語に設定。Tieng Vietというのがベトナム語なので、それをリストから選べばオーケーです!
[aside type=”warning”]注意
HelloTalkは基本無料のアプリですが、二つ目の言語を学ぶには月額料金が必要になります。
ベトナム語だけ学ぶのであれば無料で十分ですが、英語やスペイン語など別の言語も学んでいる人は注意が必要です。[/aside]
HelloTalkの勉強の進め方
さて、HelloTalkを実際にベトナム語など語学の勉強に使う時には
- パートナーを探す
- チャットでやりとりする
- 音声でやりとりする
の手順で進めていくことになります。
パートナーを見つける
まず最初にしないと行けないのは、パートナー探しです。この段階はかなり重要です。

登録をすませると、上のようなリストが表示されます。このリストに表示されているこの人たちはみんな、日本語を勉強しているベトナムの人たち。改めてみると結構たくさんの人が日本語を勉強してるんだなーというのがわかるはずです。
オンラインしている人に連絡を取ろう
パートナーを探す時には、「オンライン」という項目にして連絡するのが吉。というのもHelloTalkはスマホアプリなので、楽に始められる代わりに、飽きてやめてしまうって人も結構いるからです。
なので最終ログインが5日前とかになってる人は、返信が来ないことも多いです。仮に返信がきたとしても、すでにモチベーションを失っててあとが続かないというのもよくある話。オンライン順に並べて、積極的にログインしている人にある程度数当たって見るっていうのが、いい相手を探すのにいい方法なんですね。

コツとしては、リストをタップすると開くプロフィールページをよく読み込んで、趣味が合いそうだなー、この人となら続きそうだなーという人を選ぶこと。
こちらがベトナム語の初心者の場合、パートナーとして日本語を少し話せるようになった中上級者がオススメ。ベトナムの大学の日本語学科の学生さんなどがレベル的にはちょうどいいでしょう。
感覚としては10人に連絡して1ヶ月後にちゃんと続いてるのは3人くらいかな?という印象。最初は無理にならない程度にある程度たくさんの人に連絡を取っておいた方がいいですね。
チャットを使って勉強する
HelloTalkはLineやメッセンジャーのようなチャットアプリをベースとしているので、チャットを使って勉強するのが基本の形。
もちろん語学を勉強するのが目的なので、日本語だけでやりとりするわけじゃありません。日本語に加えてベトナム語、両者が理解できる時には英語も交えてやりとりをして行くことになります。

HelloTalkが普通チャットツールと違うのは、写真のようにメッセージごとに翻訳や、訂正の機能が使えること。
翻訳などは精度の面から言うと正直いまいちですが、使えるのは相手の書いた文章の間違いを指摘できる訂正の機能です。

例えば上のように自分がベトナム語で文章を書いて間違った場合、チャット相手はその文章を引用してこちらが間違った単語を直したり、正しい単語に置き換えたりして正しい文章にしてくれます。
つまり自分が何を間違ったのか、どうすれば正しい文章なのかということをネイティブから直接教わることができるわけで、これはすごく効果があります。いろいろ語学は勉強してきましたが、結局間違いをしてそれを修正する以上に優れた勉強法ってないんですよね。
もちろん、言語交換はお互い様ですから、相手の日本語を訂正してあげたり勉強の手伝いもしてあげなきゃだめです。こうやってお互いに修正しあったりしていると、少しずつこの人とは一緒に勉強続けれそうだなってのがわかってくるんですね。
音声チャットで発音を練習する
ベトナムって発音がめっちゃ難しい。
というのもベトナム語には音をあげる、下げる、あげて下げるみたいなイントネーションが多くあって、これの違えば意味まで違います。例えば
bạn bán bàn
と書くと音的にはバンバンバンですが、最初のは低く、二番目のはあげて、三番目は下げるように発音することで、あなたはテーブルを売るって意味になっちゃうくらい。
なんでベトナム語を話そうとすれば、発音の練習は欠かせないんですね。
そんな時に役立つのが、ボイスメモ。チャットのやりとりで仲良くなった人に音声メモを送って聞いてもらい、実際に向こうに話してもらうことで発音のチェックができる。
僕の場合、何語を習う時でもまずはチャットから初めて、少しずつ仲良くなれたらボイスメールを交えて本場の発音も聞かせてもらいながら練習するという形を取っています。
電話機能じゃいけないの?
HelloTalkもメッセージアプリですから、Lineのような電話機能もついています。ただ外国語で電話機能を使うのってハードル高いですよね。
音質的にも正直あまりよくないかな?と感じることが多いので、電話をしようという場合にはLINEとか、ベトナムで人気のメッセンジャーアプリZaloの連絡先を聞いてそちらで連絡を取り合ったほうがいいかも。
僕自身、HelloTalkの電話機能を使うのは、話し始めて短い人が日本語の練習をしたいというような時に使うくらいになっています。
HelloTalkなら現地の友達ができる?
ベトナムに滞在している時、Hellotalkを通じて仲良くなった人に、現地で案内してもらったりということも結構ありました。
特に田舎に住んでいる人だと、ネイティブの日本人と会う機会は少ないですし、どうせ言葉を習っているのなら直接話しをしてみたいというのは当然です。やはりその国の言葉を学ぼうとするという人には、その国の人にも興味がある人が多いですからね。
国内にいても技能自習生のベトナムの人とお友達になることもあります。そこから現地の知り合いを紹介してもらうなどもありえるので、ベトナムに行くの合わせて現地の友人を作りたい、人脈を広げたいというような人にも、HelloTalkは使えますね。

ただ、HelloTalkは出会い系ではありません。友達として会うくらいなら問題ないですが、変な目的であったり繰り返した場合、通報されてアカウントを削除されたりする可能性もあります。
以前練習相手の一人から、別の日本人男性から熱烈なアタックを受けているために、アプリでの勉強をやめるという連絡を受けたことがありました。
せっかく言葉を学ぶという目的の人たちが出会える場所。誰もが気持ちよく使えるようにしたいものです。
まとめ
HelloTalkはベトナム語を習いたい日本人と、日本語を学びたいベトナム人が集まる便利なアプリです。
他の言語の場合、言語交換アプリではパートナーを見つけるのが大変だという時もありますが、ベトナムの場合は日本語教育熱の高まりによって、日本語を学びたいベトナムの人の数も増えていますから、パートナーを見つけるのも比較的簡単です。
言語を学ぶ方法はいくつもありますが、現地の人と直接交流する言語交換はその中でもかなり効率のいい方法。それにんなにより友達が作りやすいってのがいいですね。
外国に行く時、現地の友達を作れると、楽しみの幅は広がります。言葉を伸ばしてなおかつベトナム人の友達を作りたいなら、使わない手はなさそうですね。